Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

水産物禁輸撤回を韓国に求めた民主党のダメさ加減
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年9月24日第713号 ■   =============================================================      水産物禁輸撤回を韓国に求めた民主党のダメさ加減     =============================================================  韓国が放射能汚染水産物の禁輸を発表したのは2020年の五輪開催地がIOC総会で決定される前日の9月6日であった。  このあまりのタイミングの良さ(悪さ)から、嫌韓の右翼ならずともこれは韓国の嫌がらせではないかと思った一般国民は多かったに違いない。  私もその一人だ。  しかしその時私は書いた。  たとえそうであっても韓国に禁輸撤回を求めるのは筋違いだと。  放射能汚染に不安を感じる人たちを誰も批判できない。  自分は大丈夫だと思っていても、不安を感じる人に不安を持つなという権利は誰にもない。  放射能汚染の危険数値について誰もが納得できる数値が確立していない現状では、不安は現実問題として存在するのである。  たとえ韓国政府の発表が政治的意図でなされたとしても、日本と同様に放射能汚染に不安を持つ韓国国民が一人でも存在する以上、韓国政府が国民の食の安全のために輸入規制をすることを、汚染水を海に垂れ流している日本が文句を言える筋合いはないのである。  福島の漁業関係者や日本国民が文句をいう相手は、韓国政府ではなく、放射能汚染対策に無策な日本政府なのである。  ところが9月14日の産経新聞は一面トップで報じた。  安倍政権はこの韓国の禁輸が「根拠なく不当」だとしてWTOに年内にも提訴する方向で検討に入った、と。  これを見て私は正気の沙汰ではないと思った。  そんなことができるはずがない。  そんなことをすれば「汚染は完全にコントロールされている」というIOC総会の安倍発言が蒸しかえされて、恥をかくのは日本のほうだ。  そう思っていたら、今度は9月18日の読売新聞が書いた。  政府は水産庁幹部を韓国に派遣し、禁輸措置の撤回を求めたと。  放射能汚染の専門家でもなんでもない農水官僚を派遣しただけで韓国政府が禁輸措置を撤回するとでも本気で思っているのか。  そんな事をすれば韓国政府は国民に袋叩きにあう。  まるで子供の使いのようなお粗末な安倍政権の迷走ぶりだ。  ところがきょうの各紙を見てさらに驚いた。  前置きが長くなったがここからがこのメルマガの本旨である。  民主党の大畠幹事長と高木義明代表代行らが23日、ソウルを訪れて韓国国会議長や韓国与党代表に対し禁輸措置の撤回を求めたという。  安倍政権に対して汚染水垂れ流しの責任を追及しなければならない野党第一党の民主党が、安倍政権のメッセンジャーのような真似をしてどうする。  私はつくづく思う。  ここまで安倍政権を独裁的にさせた最大の責任は、国民を裏切って選挙に大敗した民主党にある。  しかし民主党の最大の責任は、大敗して野党になった後に、何の反省もなく、国民の支持を取り返す事が出来ず、ますます安倍自民党政権を付け上がらせたことである。  対立軸を示せないどころか自民党の片棒を担ぐようなことばかりしている。  もはや民主党は生き残りを考えるよりも、一日も早く日本の政治舞台から消えてなくなったほうがいい。  民主党がなくなれば、自民党に対抗するあらたな政治勢力が出てくる余地がまだある(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年7月19日に利用を開始した場合、2026年7月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年8月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する