□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年9月24日第714号 ■ ============================================================= シリア難民支援は血税による無策な安倍外交隠しである ============================================================= 安倍首相が国連総会出席の為に日本を立った。 それにしてもよく外遊する首相だ。おまけに大した用事もないのにカナダまで足をのばすという。 それだけ元気だということだ。 日本にいるよりも飛行機に乗って外国に旅行しているほうが楽だということだ。 なによりも国会がいつまでたっても開かれないからそれが許されるのだ。 しかし私がこのメルマガで言いたい事はその事ではない。 とうの昔に決まっていた国連総会の安倍首相の演説の目玉が、シリア難民支援援助の大盤振る舞いであるという事についてである。 今度の国連総会の主要な議題の一つはシリア問題であるという。 そしてイランのロハニ新大統領の登場により、イランの核開発問題をめぐるイランと欧米のせめぎあいも隠れた重要なテーマである。 日本はシリアともイランとも長年の緊密な外交関係を有した国である。 しかしその日本外交の蓄積がまるで生かされていない。 特に今度のシリア情勢についての安倍政権の迷走ぶりと存在感のなさは甚だしい。 岸田外相に至っては外相の存在感すら見えない。 そんな中で日本が国連で世界に向けて何をしゃべるというのか。 語るべき何もない。 そこでシリア難民支援なのだ。困った時の経済援助なのだ。 難民支援といい、人道支援といい、それに反対する国民はいない。 それをいい事に、安倍政権の外交不在を隠すかのようにさらに60億円上積みして総額155億円の支援をするという。 しかし本来日本がなすべき外交は、シリアのアサドやイランのロハニに安倍首相が直接に会って話し合うことだ。 日本の首相ならその気になれば出来るはずなのだ。 そうした後で国連に乗り込んでいく。国連の場で首脳会談を重ねる。 ところが安倍首相の外交にはそれがない。 世界の首脳が国益をむき出しにして国連の場で応酬し合う。 そんな中で日本は語るべき何もない。 それに代る目玉としてのシリア支援ではあまりにも安易だ。 155億円の根拠はなにか。 すでに95億円拠出していたのに60億円積み増しした根拠は何か。 本来はそれらが国民に明らかにされなければならないのにまるで白紙委任だ。 この財政難、増税ラッシュの時に、シリア難民支援が安倍外交の無策の目くらましに安易に使われる。 この事を指摘するメディアは皆無である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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