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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

金融資本主義と二人三脚の安倍政権ということだ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年9月22日第677号 ■   =============================================================   金融資本主義と二人三脚の安倍政権ということだ  =============================================================  私は9月20日のメルマガ第672号で、夕刊フジの株式欄の記事を引用して、安倍首相は外資証券会社の講演会で「日本は買いだ」と証券会社の営業マンのような発言をしていたと書いた。  一国の首相が株式市場を左右しかねないこのような重大な発言を軽々にしていいのか、なぜぜ大手メディアはこの事を書かないのかと書いた。  そんな私のメッセージに見事に応えてくれた記事を、きょう9月22日、天下の経済紙である日経新聞に見つけた。  その記事は「日曜に考える 羅針盤」という梶原誠編集委員の手になるコラムである。  そこには次のように書かれていた。  安倍首相の講演は先週、メリルリンチ日本証券部が都内で開いた投資家向けの講演会であったという。  その講演会に出席していた米国の投資家が「アベさんの話を今度はニューヨークで聞くのが楽しみだ」と筆者に打ち明けていたという。  安倍首相は国連総会出席のため来週ニューヨークへ行く。そこでまたアベノミックスについて何か話すということだ。  私がそのコラムを読んで驚いたのは、安倍首相は今年の5月に首相官邸に米大手投資会社カーライル・グループのトップを読んで彼の話に耳を傾けていたと言う事実だ。  6月にはロンドンの金融街シティーでやはり市場関係者向けに円高是正や法人税減税について宣伝していたという。  これを要するに、安倍首相は株式相場と政権浮揚をインサイダーもどき手を使って明確に関連付けていたということだ。  私が驚いたのはこのような話を紹介している梶原編集委員の書きぶりである。  やっとプロ市場(市場に優しい)首相が登場した。「政」に安心した投資家はこれから本格的に日本株への投資戦略を考えてくるだろう。11月には米アトランティック・インベストメント・マネジメントがニューヨークで投資家向けセミナーを開く準備を進めている、セミナーでは日本への投資戦略を披露するだろう、アベノミックスは瀬踏みされることになる、などと書いている。  投機マネーを煽るような首相の市場介入発言をいましめるどころか、投資家の期待にアベノミックスで応えよと応援するかのごとくだ。  結局世の中は金が儲かればすべてよし、ということである。  ここまで米金融資本主義と親和的な政権がかつてあっただろうか。  それを大っぴらに認めるような風潮がかつてあっただろうか。  どのような間違った政策を行なおうとしても安倍批判が起こらない。  そんな安倍首相の強さの秘密はここにあるのかもしれない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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