□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年9月10日第676号 ■ ============================================================= いまこそ日本はシリア問題で米国とイランの橋渡しをすべきだ ============================================================== 自民党の高村元外務大臣のイランを訪問したというニュースを私が最初に知ったのはテレビだった。 そのテレビの報道では、核兵器問題で米国とイランの仲介役をするためだと報じていた。 核兵器を断念しろという米国のメッセージを伝えたところロウハニ大統領は、我々は原子力の平和利用を目指してだけだ。それは日本もやってきたことではないか、と切りかえされたという。 これでは橋渡しなど出来ない。 小僧の使いである。 しかし日本は米国とイランの橋渡しをすることができる。 それはシリア問題についてである。 きょう9月10日の各紙は高村議員のシリア訪問を小さく報じていた。 その中には核問題とならんでシリア情勢についても言及したらしい。 高村議員が「化学兵器の使用者には国際社会の一定の制裁が必要」と話すと、ロウハニ大統領は「国連安保理がない軍事介入は許されない。(紛争解決には)アサド政権と反体制派側との対話が必要」と述べたという(9月10日毎日)。 ここで対話は終っている。 これでは不十分だ。 伝えられるところによれば、穏健派のイラン大統領はガス攻撃で子どもたちが犠牲になったことを強く非難したという。 その思いはオバマ大統領も同じだ。 オバマ大統領はこの紛争を解決するためならば「誰であろうと」協力すると示唆している。 シリア攻撃をしなくても問題が解決するならそれを教えてくれと言っている。 米国の武力回避のカギを握っているのはプーチンではない。ロウハニだ。 これ以上多くの命が失われてしまう前に、オバマはロウハニに頼むのだ。 私にシリア攻撃をさせないで欲しい。 イランの力でアサドを退陣させて欲しいと。 ロウハニが直ちにそれに賛同する保証はない。 しかしイランはシリアとは違う。 宗教的に厳格であっても、自国民を非人道的に弾圧するような事はしない。 巷間言われているようにイランとシリアはそれほど信頼関係が深いわけではない。 イランはパレスチナ問題に関してこそ米国、イスラエルに厳しいが、すべてに反米ではない。 シリアでこれ以上犠牲者を出さないという一点で、オバマとロウハニは一致点を見出す余地は十分にあるのだ。 なぜ高村議員はその事に気づかなかったのか。 シリア問題の解決でオバマとロウハニの会談を日本が仲介する。 それこそが日本外交にふさわしい米国とイランとの橋渡しなのだ。 いまからでも遅くない。 安倍首相は、そのことに気づいてもらいたい。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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