□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年9月5日第663号 ■ ============================================================= 一転して日米首脳会談が行なわれるようになった背景 ============================================================== 驚いた。わずか一日で一転してG20で日米首脳会談が行なわれることになった。 日程が合わないために電話会談で済ませたと報道されたばかりだった。 重要な事はどちらがこの首脳会談にこだわったかだ。 日経新聞だけがあたかも日米双方の都合が一致して首脳会談が行なわれるようになったと中立的に書いているが、他の新聞はこの発表が米国側から一方的に発表されたと書いている。 ここに最大のヒントがある。 もし日本が要求して日米首脳会談が行なわれるようになったのなら、日本政府が手柄のようにそれを発表して喧伝するに違いなかった。 これはオバマが安倍にどうしてもサンクトペテルブルグで会いたいと言ってきたのだ。 なにしろ安倍はプーチンと会ったらすぐにIOC総会へと飛び立つ。 シリア情勢についてのG20の重要な話し合いには、はじめから参加するつもりはなかった。アルゼンチンへ逃げようとしていたのだ。 待て、その前にシリア攻撃についての態度を明確にG20の前で示せ、それを米国に伝えてから行け、ということなのだ。 いうまでもなくオバマの最大の関心事はシリア攻撃についての支持を得ることだ。 米国議会の了解は、少なくとも上院の賛同が得られる見通しが出てきた。 後はG20で主要国の支持を取りつけられるかだ。 その為には日本の明確な態度表明が重要なのである。 安倍首相に会って言質を取っておかなければならない。 これがオバマの考えである。 日米首脳会談に応じる以上、安倍首相の態度表明は一つしかない。 オバマに理解を示す事しかない。 安倍首相は、最初はアサド政権を批判して米国に理解を見せた。 その後国際社会の動向を見て、慎重に転じ、化学兵器が使われたかどうかを見極めるとか、国際協調が必要だなどと言い出し、オバマを失望させた。 米国の議会説得に自信をつけたオバマは、安倍に、何をビクビクしているのだ、米国の腹は固まった、日米同盟のあかしを見せないようでは後悔するぞ、と伝えたのだ。 二転三転の末、安倍首相は米国に理解を示すことで終る。 安倍首相としては日米同盟が実現できるのだから文句はない。 外務省としては日米同盟をつなぎとめる事ができたから結果オーライだ。 しかし、あまりにも情けなく、素直に喜べない日米首脳会談だ。 そう政府内部の誰もが思っているに違いない。 以上はあくまでの私の勝手な推測だ。 しかしメディアは検証して本当のところを国民の前に報道しなければならない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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