□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年9月5日第664号 ■ ============================================================= シリア情勢とならぶエジプト情勢の深刻さ ============================================================== シリア情勢は当面の最大の問題だ。 一端シリア攻撃が開始されれば当分はその帰趨が中東問題、いや国際問題のすべてを占領する。 それが武力行使の持つ深刻さである。 しかし中東状況の全体を考えたとき、シリア情勢と並んでそれに劣らず重要で深刻な事態が並行的に進んでいる。 それがエジプト情勢である。 ここに来てエジプト暫定軍事政権によるムスリム同胞団への弾圧が「一線を超える」ほどの激しさで進んでいる。 幹部やメンバーの逮捕にとどまらず、少しでもメンバーの疑いのある者なら、一般国民でもどんどん逮捕するようになった。 ついにカイロの裁判所は、親ムルシ前大統領系の4放送局の閉鎖を命じたという(9月4日カイロ発産経)。 ここまでくればムバラク政権以上の弾圧だ。 そしてガザの生命線を握っているエジプトの親イスラエル化は、パレスチナ問題に直結する。 パレスチナ問題は一貫した中東問題の最大のイシューである。 そしてそれはテロとの戦いに直結する。 米国の安全保障に直結する。 米国はシリア攻撃を早々と成功裏に終結し、エジプト情勢に正しく対応しなければならない。 パレスチナ問題に正しく取り組まなければいけない。 かくして米国の外交・安全保障は中東問題に翻弄され続けることになる。 日本はその事がわかっているのか。 わかっていて日米同盟強化と叫んでいるのだろうか(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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