□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年9月4日第659号 ■ ============================================================= 放射能汚染水問題に関する外国メディアの反応を書かない大手新聞 ============================================================== きのう9月3日の各紙の報道で私は知った。 東京電力福島第1原発の汚染水問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は9月2日、日本外国特派員協会で記者会見し、汚染水から大半の放射性物質を除去処理した後、海洋に放出することは避けられないとの考えをあらためて強調し理解を求めた、と。 これを読んで私は驚いた。 よくもこんなことを外国記者を前にして言う事にしたものだ、と。 そして思った。ついに隠しきれずに開き直ったのか。五輪誘致を前にして情報公開するのが得策と安倍政権が判断し、その意向に従って田中委員長が記者会見を開く事になったのか、と。 私が注目したのは外国記者たちの反応だ。 「除染処理をした後」と言っても、そんなことが通用するのか。 どうして除染するのか。 その程度の数値の汚染水なら安全というのか。 間違いなく大きな反響があり、次々と鋭い質問だ飛んだに違いない。 そう思って探してみたが、どの新聞も外国記者たちの反応について書いているものはなかった。 ところがその日の夕方のテレビでは外国記者たちから続々と浴びせかけられる場面が放映されていた。 この日本外国特派員協会での記者会見には日本の大手新聞の記者たちもいたに違いない。 それでも書かないのだ。 私は外国報道のすべてにまで常に詳しく目を通す余裕はないので自信を持って言えないが、おそらく放射能汚染水の海洋流出の危険性については、外国メディアは盛んに書いているに違いない。 しかし、少なくとも大手新聞には外国の報道が日本の原発対策の不十分さについてどこまで書いているはほとんど報じられない。 つまり大手新聞だけを見ているだけでは世界の日本原発事故を見る目はわからないのだ。 それはあたかも東京五輪の誘致決定までは書かないでおこうといわんばかりだ。 大手新聞には間違いなくそういう配慮が働いていると私は思っている(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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