□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年8月15日第613号 ■ ============================================================= 日本は原発維持を韓国と競い合う愚をさけるべきである ============================================================== 私は8月13日のメルマガ第607号「原発維持で見事に一致した米中同盟関係の衝撃」で書いた。 米国と中国が原発維持で協力しようとしている。そんな中でどうして日本が脱原発に踏み切れるのか。 日本は米国に見捨てられる。 そうなったら日本は中国と戦えない。 耐えられない事だ。 これが日米同盟を最優先する日本の指導者たちの考えなのである。 だから日本政府は何があっても原発を維持しようとするのだ、と書いた。 今度は韓国である。 韓国は原発推進で米韓同盟を揺ぎないものにしようとしている。 その事が米国との同盟関係を競い合う日本のプライドを傷つけようとしている。 この事を、8月14日の産経新聞の連載「エネルギー同盟 その2」の記事が見事に解説して見せてくれている。 すなわち日本は米国との信頼関係があるからこそ核兵器につながるウラン濃縮や使用済み核燃料の再処理を認められてきた。 これは同じように米国との同盟関係にある韓国にはマネのできない日本の特権だ。 ところが日本が原発を止めるとどうなるか。 米国は韓国にその代りを求めるようになるかもしれない。 韓国がウラン濃縮や核燃料の再処理を行なうことを米国は認めるようになるかも知れない。 実際のところ韓国はそれを期待して米国におけるロビー活動を強化している。 中国に負けるのは仕方がない。 中国が米国と安全保障上の同盟関係を結ぶ事はない。 しかし韓国は別だ。 日米同盟が日韓同盟にとって代られる。 これだけは何があっても耐えられない事だ。 どんなに原発事故の後始末が困難であっても、原発は日米同盟を死守するためにも維持しなくてはいけない。 これがこの国の指導者たちの考えに違いない。 野田民主党政権も安倍自民党政権も、ここまで福島原発事故で日本が窮地に追い込まれているのに、そしてその解決もままならないというのに、なぜ脱原発に踏み切ろうとしないのか。 その理由がここにある。 米国に見捨てられることはこの国の指導者たちにとっては国が滅びるよりも耐えられないのである。 私はそのような指導者たちの間違った考えを国民がはねつける事しか、日本が再生できる道はないと確信してる。 米国の歓心を買うことを中国や韓国と競い合う事は愚かだ。 日本は米国や中国、韓国に負けない国是があるはずだ。 それは軍事力に頼らない平和国家の道だ。 それこそが日本の存在感を世界に示す事のできる唯一、最強のカードである。 どうして日本の指導者層はそれがわからないのか。 それほど日本に自信が持てないのか。 日本国民が信用できないのか。 今ほど世界の多くの国が平和と安定を必要としている時はない。 なぜ誰もこの事に気遣いないのだろうか(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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