□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年8月15日第612号 ■ ============================================================= 安倍首相が集団的自衛権行使の容認に突っ走る理由 ============================================================== ここにきて安倍首相は集団的自衛権行使の容認に向けて異常なまでに突っ走っている如くだ。 そんな安倍首相に迎合するかのように、集団的自衛権に関する有識者懇談会の柳井座長や北岡座長代理が悪乗りをしている。 8月14日の毎日新聞が書いていた。 年内にも提出されると言われている有識者懇談会の報告書に、集団的自衛権の行使容認を米国以外の国にも拡大することが盛り込まれる事が13日までにわかった、と。 狂ったとしか思えない。 そもそも憲法9条を掲げた日本が、その憲法9条と完全に矛盾する日米安保条約という名の軍事同盟を結んだのは、天皇制維持と引きかえに米国と「司法取引」したからだ。 だからこそ朝日新聞に日本国民は褒められるのだ。 「憲法9条と日米同盟をともに受け入れる国民は現実的だ。度量がある」と。 そして、日米間で軍事同盟を結んでいる限り、守ってもらう国を守るのは当然だ、という屁理屈も、もっともらしく聞こえる。 実際は日米安保条約は日本の防衛ではなく米軍の駐留条約である事を知っている国民は少ない。 しかし、日本が司法取引した国は米国だけだ。 米国と無関係の国々に対して憲法9条は軍事同盟を結ぶ事を認めない。 米国以外の国と軍事同盟を結ぶ事は完全な憲法9条違反だ。 米国以外に国に対して集団的自衛権行使を容認するのは、それを通り越してさらに憲法9条違反だ。 なぜそこまでして安倍首相は集団的自衛権の行使容認に突っ走るのか。 それはズバリ、安倍らしさを出せるのは、もはやそれぐらいしかなくなってしまったからだ。 消費税増税はますます難しくなってきた。 中国や韓国とも関係改善を望めそうもない。 拉致問題は行き詰まり、北方領土問題は進展の見通しは皆無だ。 安倍首相の真骨頂である歴史認識は、米国によって「国益に反する」と言われて軌道修正せざるを得なくなった。 靖国参拝ももちろん出来ない。 米国の命令で出来なくなったと中国にまで見透かされてしまった。 これを要するにもはや今の安倍首相には集団的自衛権の行使容認しかできる事はないのである。 そしてそれだけは米国も許してくれる。 安倍首相は度し難い愚か者だ。 そんな安倍首相を退陣させることすら出来ないこの国の政治は、もはや機能していないということである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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