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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

麻生失言で決定的となった日本の対米従属
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年8月2日第571号 ■   =============================================================   麻生失言で決定的となった日本の対米従属  ==============================================================  いつかはその失言が命取りになるだろうと思っていたが、今度こそ致命的な失言をしてしまった。  いうまでもなく麻生太郎副総理が憲法改正に関連してナチス政権を引き合いに「あの手口、学んだらどうかね」と語った失言だ。  その発言の不適切さについては一切の弁解も通用しないほどの酷さだ。  しかし私がメルマガで言いたいのはその事ではない。  この発言が行なわれたのは7月29日に都内で行なわれた講演だった。  それを報じた翌日の報道は小さかった。  メディアや野党政治家の反応は静かだった。  ところがきょう8月2日になって各紙はこぞって大騒ぎをし、野党はここぞとばかり批判している。  なぜか。  それはユダヤの人権団体という名の政治ロビーである「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が抗議声明を出したからである。  この政治ロビーに本気で噛みつかれたら麻生副総理の政治生命は終る。  それどころか安倍政権にとって致命傷になる。  だから大騒ぎになったのだ。  麻生氏が全面的謝罪を異例の速さで行なったのもその深刻さに気づいたからだ。  この事を見事に証明しているのがきょう8月2日の朝日新聞に掲載されている次の記述だ。  「・・・とりわけユダヤ人の人権団体から反発が出たことに、外務省幹部は『最悪だ』と悲壮感を漂わせる。ユダヤ人社会にネットワークを持ち、米国内でも影響力が強い。日本の右傾化批判が強い中国や韓国に米国が同調すれば『国際社会を敵に回す』(官邸スタッフ)ことになるからだ・・・」  いうまでもなくユダヤロビーは米国の政権と直結している。  イスラエルと米国が本気になれば安倍政権などひとたまりもない。  いまや日本の弱小野党には安倍一極政権を倒すことなどとても出来ないが、この失言を騒ぎ立てれば安倍政権を追い詰めることができるかもしれないのだ。  結論から言えばイスラエルと米国は安倍政権をそこまで追い込まないだろう。  それどころか一発かまして後は静かになるだろう。  日本はまだまだ利用価値がある。  安倍首相には長く政権にとどまってもらって、どんどんとイスラエル・米国の為に働いてもらう必要がある。  安倍政権に代る政権など見当たらない。  ふたたび日本の政治が混迷し、弱体化してもらっては困るのだ。  かくして麻生失言は見逃される事になる。  それと引きかえに安倍・麻生自民党政権はますます対米従属になる。  麻生失言の本当の深刻さはそこにある(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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