□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月31日第564号 ■ ============================================================= いまこそ日中韓FTA交渉を最善の外交手段として活用すべきだ ============================================================== 日本・中国・韓国の三カ国による自由貿易協定(FTA)の第二回交渉が7月30日から中国の上海ではじまった。 きょう7月31日の各紙が小さく報じている。 しかしこの交渉を、単なる通商交渉として経済面の小さな記事で見過ごしてしまうには重要すぎる。 いまこそ日本外交はこの日中韓FTA交渉を単なる経済交渉で終らせることなく、行き詰まった日中、日韓関係の打開の外交舞台として最重要視すべきである。 私は日中韓FTAの第一回交渉が終ったばかりの3月31日のメルマガ第229号「日中韓FTA第一回交渉終了をめぐる報道から見えるもの」で書いた。 FTA交渉の進展如何では東アジアの地域協力が大きく進む事になるかもしれない、安倍首相に正しい戦略があるのなら、日本はこの日中韓FTA交渉会合に全力を投入し、その実現を最優先すべきだ、と。 その時の私の思いは今ますます強くなっている。 第一回交渉の報道もそうであったが、今度の第二回交渉でも、日中韓三カ国の代表はFTAの早期締結に積極的であり協力的だという。 そうなのだ。米国が介入してこない日・中・韓三カ国の話し合いは、互恵の精神で協力し、譲歩し合えるのである。 このFTAが実現すれば世界の国内総生産(GDP)の約2割を占める巨大な貿易圏が生まれる。 TPP交渉に先行して合意できれば、それが我が国にとってもTPP交渉に有利に働く。 もはや外交は対米従属しか能のない外務省に外交を任せているだけではどうにもならない。 日本の国益を損ねることになる。 いまこそ経済外交を突破口として、行き詰まった日中、日韓関係を打開しなければいけない。 私は3月31日のメルマガ第229号で書いた最後の言葉を今再び繰り返したい。 安倍首相が対米自立を願っているのなら、この米中韓FTA交渉を最大限に活用しない手は無い。果たして安倍首相に、その事に気づく頭の良さがあるだろうか、と。 もし気づかないのから、メディアがそれを書き立たてて気づかせなければいけない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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