□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月30日第562号 ■ ============================================================= 拉致問題解決について中国の協力を求める日本外交の間違い ============================================================== 今度の斎木次官の訪中の目的の一つに、拉致問題解決のために中国の協力を求める事があると一部報じられている。 つまり尖閣問題で譲歩しても、拉致問題の解決で中国の協力が得られれば、国内的にいい訳が成り立つというのだ。 しかし、もしそのような事を安倍首相が考えているとすれば大きな間違いだ。 米国といい、モンゴルといい、そして中国といい、拉致問題解決のために第三国に協力を求めるのは筋違いであると私は繰り返して来た。 拉致問題は日本と北朝鮮の二国間の問題であり、二国間で解決されるべき問題であると思うからだ。 そしてそのための最強のカードを持っているのは日本なのだ。 日朝国交正常化と同時に供与することになる経済援助という名の巨額の賠償というカードである。 しかしそのような原則論を持ち出すまでもなく、拉致問題解決に向けて中国の協力を仰ぐ事の間違いを見事に教えてくれる記事を見つけた。 きょう7月30日の産経新聞の連載特集「再び、拉致を追う」は次のように書いている。 日本は既に中国に協力要請を行なった事がある。すなわち2003年10月タイで開かれた国際会議の際に行なわれた小泉・胡錦涛首脳会談において、拉致問題への理解と協力を要請した。その時胡錦涛主席は「同情の念は禁じ得ない」と述べたが、中国側は一度も北朝鮮との交渉で拉致問題を話題にしたことはなかったという(中国外務省筋)。 そしてウィキリークスが暴露した米外交公電だ。 その公電では、中国政府高官が09年6月、米国側に「日本の拉致問題への執着は北朝鮮の核問題の前進には役立たない。壊しかねないと思わせる」と話していることが明らかになったという。 こんな重要な外交情報を教える米外交公電が、ウィキリークスで暴露されていたのだ。 やはりウィキリークスの情報公開力は凄い。 ウィキリークスが暴露した情報はまだまだ十分にわれわれのところに伝わっていない。 ウィキリークスは情報公開の宝庫である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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