□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月24日第546号 ■ ============================================================= 捕鯨訴訟は捕鯨文化とは関係ない ============================================================== 日本が調査捕鯨で訴えられた件についてきょう7月24日の東京新聞「私説 論説室から」で山本勇二記者が書いていた。 自分(山本記者)は2005年の国際捕鯨委員会(IWC)総会を取材したことがある、と。 その時米国記者と次のようなやり取りをした事を紹介している。 すなわち山本記者から「日本は昔、クジラの肉から骨や皮まですべて利用した。感謝の気持ちを込めた慰霊碑もある」と伝統文化であることを説明したが、米国記者は「高等な生物を殺している。欧米の価値観では絶対に通用しない」と憤慨した様子だったと。 このような捕鯨が是か非かという議論を日本政府は今でも繰り返すが、これは今回の訴訟の本質から争点をずらす議論である。 捕鯨文化の違いを含めた捕鯨論争はすでにとっくに終っている。 このような議論をさんざん繰り返した上で、南極海では商業捕鯨が禁止され、例外的に調査捕鯨が許されたのである。 今回日本が訴えられたのは、日本が行なっている調査捕鯨は「科学を装った商業捕鯨にすぎない」(豪州)のではないかという条約違反の有無の問題だ。 もっぱら司法の問題なのである。 捕鯨文化とは関係のない話である。 日本は日本が行なっている調査捕鯨が条約違反でないということを証明しなければならないが、それに対する説得ある抗弁を日本ができるのか、それを国際司法裁判所の判事はどう評価するか、という問題なのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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