□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月23日第543号 ■ ============================================================= 安倍自民党政権の見えない危険性こそ監視が必要である ============================================================== 私は参院選の直前の7月19日のメルマガ第534号で書いた。 大勝後の安倍自民党政権の危険性は、誰もが危惧する改憲や歴史認識のようなタカ派政策の強行ではなく、皆が気づかないところで進む政策であると。 すなわち皆が気づく危険性は米国や中国や世界の批判によって抑制される。 しかし自衛隊能力の拡大とか国内法体制の変更とか、およそ見えないところで進められて行くタカ派政策のほうがもっとあぶないと。 それは皆が気づかないからだ。 米国の利益にかなう限り米国がてこ入れするからだ。 そしてそれを支持する国内勢力が存在するからだ。 これから書くことはその典型例である。 発売中の週刊金曜日に、フォトジャーナリストの志葉玲氏が「メイドイン・ジャパン40%のF-35戦闘機がガザを攻撃する」という記事を書いていた。 この記事は私がこれまで何度も書いてきた、「日本が米国戦闘機F-35の開発、製造、修理拠点になる」という事(1月29日メルマガ第76号など)の、その後の進展を教えてくれる記事である。 すなわち、安倍政権がF-35の開発・生産への日本企業参加は「武器輸出三原則の例外とする」という決定を下したのは今年の3月だったが、6月19日には米ロッキード・マーティン社と三菱重工が日本国内でF-35を製造する合意文書に署名したというのだ。 そして志葉氏は続ける。 これは財政破綻している米国には渡りに船だ。「第三次アーミテージ・ナイ報告」には「米国と日本の経済事情から防衛予算の増大が非現実的であることを考慮すれば、日米防衛産業のより密接な連携が必要だ」とはっきり書かれている。日本政府は三菱重工のF-35の製造ラインに830億円の税金を投入して支援する見込みだ。F-35の部品は40%が日本製となる。そのF-35がイスラエルに輸出され、ガザ攻撃に使われる日が来る、と。 これは安倍首相だけの暴走ではない。 米国と日本の大企業もそれを望んでいるのだ。 大手メディアもその事を追認しているから書かないのだ。 安定した安倍自民党政権が続けば、このような見えない強硬政策が、国民の知らないところでどんどん進められていく。 改憲や歴史認識についての声高な安倍タカ派批判よりも、このように議論なく進められていく見えない強硬策こそ安倍自民党政権の本当の危険性なのだ。 その危険性こそ私はこのメルマガで取り上げて追及していきたい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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