□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月22日第541号 ■ ============================================================= 既存の政党、政治家による政局の繰り返しでは政治は変わらない( 中) ============================================================== 山本太郎は私のメルマガの愛読者らしい。 だからこれは山本太郎に対して書いているようなものだ。 彼の今度の勝利は日本の政治史上で特筆すべき快挙である。 その限りにおいて、私は彼に脱帽し、その勝利を素直に評価し、そして今後の彼に期待したい。 しかし私はそんな彼に大きな限界を感じている。 私は彼が昨年末の衆議院選挙で、徒手空拳で石原のぶてるに挑んで予想外の票を集めた時、彼はもはや政治から縁を切る事はできなくなったと思った。 選挙の味をしめた人間は、もや、元に戻る事は出来ない事を知っているからだ。 そして彼の言動はその通りであった。 東京から今度の選挙に立候補するというのは、彼にとってはその時から決まっていたことだったのだ。 そんな彼を脱原発派の政党が見逃さないはずはない。 皆が山本太郎に群がった。 そして頭のいい山本はそれに気づいて既存の政党を手玉にとった。 皆が票欲しさで群がってくる。それを知った上で、彼は反原発政党の統一を図ろうとした。 それが上手く行かないとしても、誰に入れ知恵されたかは知らないが、統一比例名簿方式とやらで、脱原発の野党の結集を図ればいいと私に持論を展開した。 私はそれでは上手く行かない、既存の政治、政党の発想から決別し、まったくあらたな政治を作るしかない、今度の選挙はそのチャンスだと繰り返し説得したが、最後まで考えの違いは埋まらなかった。 私が残念だったのは、私の構想に乗れない事がはじめから分かっていたのだから、それをはっきり言ってくれればよかったのにそれをしなかったことだ。 最後まで私のインターネット新党構想に対する協力の可能性をにおわせつつ、最後は一言も連絡なく、見事に私の構想を否定する行動を取った。 私はそれは裏切りだと文句を言った。 それに対しその言葉を撤回して土下座しろと言わんばかりに山本太郎は食ってかかってきた。 この時点で二人の関係は終った。 おそらく彼は、私もまた自分の集票能力を利用する一人に過ぎないとみていたのだろう。 そしてそれはその通りである。 既存の政治から決別し、もう一つの政治をつくるには彼のような突破力を起爆剤として志を同じくする候補者を結集するしかないと私は思っていた。 彼の起爆剤をきっかけに私の意中の候補者を一人でも多く集めるというのが私の考えであった。 残念ながらその構想は彼に否定された。 そして彼は私には到底マネのできない快挙を成し遂げた。 もはや私は彼と関わることはないが、願わくば、彼には私のできなかった新しい政治をつくってもらいたいと思う。 しかし彼は既存の政治と選挙の枠内で当選し、政治家になった。 そこから脱却できない限り大きなジレンマに陥るだろう。 せめてもの救いは、彼が当選直後に語った言葉だ。 喜んでいられる場合ではない、これからだ、と。 私は、それはあながち喜びを隠した社交辞令ではないと思っている。 彼の本心であると思う。 彼が政治家として試されるのはこれからだ。 6年間もの参院議員の特権を、投票してくれた支持者を裏切ることなく、国政をもてあそぶことなく、そして何よりも税金をムダにすることなく、使いこなす。 それは私でさえもしり込みしたくなるような大変なことなのである。 その大変な事を彼はやるしかないのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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