□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月22日第540号 ■ ============================================================= 既存の政党、政治家による政局の繰り返しでは政治は変わらない(前) ============================================================== 選挙が終ったからもう書いてもいいだろう。 インターネット新党構想を唱え、読者に呼びかけ、そしてそれが今度の選挙までに実現できなかった以上、その経緯について説明するのは私の読者に対する最低限の義務である。 だから選挙が終ったらそうしようと考えていた。 いまがその時だ。 なぜ私がインターネット新党構想を提唱するのか。 なぜそれが今度の選挙で間に合わなかったのか。 その最大の理由は何だったのか。 これらについて三回にわけて書いて行きたい。 それはそのまま私と小沢一郎、山本太郎とのかかわりと、最終的な決別のストーリーである。 まず、最初に、なぜ私がインターネット新党構想を提唱したか、これについてはこれまで散々書いて来た今一度繰り返してみる。 既存の選挙のやり方で、既存の政党と政治家が、自らのエゴのために、あるいは支持組織のために、いくら票を取り合っても、政治は何も変わらず、国民のための政策は実現できない。 この事を我々は嫌と言うほど見てきた。 というよりも「国民とは誰か」について、つまり「国民のどこを向いて政治をするか」については、政党によって異なるのだ。 そうである以上、あらゆる組織を持たず、それゆえに政治的に一番取り残される大多数の政治弱者、(その多くはサラリーマンや非政治的な個人であるが)、のために、もう一つの政治をつくるしかない。 つまり既存の政党、政治家による政治と政策決定は認めるが、その予算と権限の一部を使える、あるいは既存の政治に要求できる、そういうもう一つの政治をつくり、それを国民に目に見える形で具体化する、そういう政党、政治家を作る必要があると考えたのだ。 そしてそれが目に見える形で国民のためになることがわかれば、国民の支持はおのずと広がる。 この考えは本当の意味での地方主権、直接民主主義につながる。 たとえば市域住民に支持されて地域主権を目指そうとしている首長を見つけて、それを国政レベルで支援する、それが、私が目指すインターネット新党である。 いきなりインターネット政党と名付けたので誤解を呼ぶが、これは今回始まったインターネット選挙とは根本的に異なる発想だ。 それどころか対極にある考えである。 つまり既存の選挙システムを前提とし、票集めのために選挙の時だけインターネットで大騒ぎする事とは正反対の発想であり、常日頃インターネットを通じて活動し、同志を確保して、選挙の時にパフォーマンスのような選挙活動など一切しなくても最低限の議席を得られる状況を確保しておくということだ。 その結果、選挙のたびに無駄なエネルギーや資金(税金)を使う事無く、そのエネルギーや資金を政治家としての本来の活動に使うことが出来る。 そしてその証として、多すぎる給与(歳費)を半減し、あるいは政党助成金を自分のための選挙活動に使うのではなく政治家としての活動に使い、それを公表する、その事を最低限のマニフェストにするのである。 極端に言えばこれだけでも立派な公約となる。 これだけでもインターネット新党と既存の政党との違いを明らかにすることができる。 要するに、これも私の持論であるが、政治を行なう事が偉いのではなく、政治家が特権階級であってはならないのだ。 それどころか、政治はなくて済むものであればいいのであって、政治家は基本的には国民が平等、公平、公正に生きる事が出来るような社会が実現出来るように務める、そのような割りの合わない仕事を引き受けるのが政治家だということでなくてはいけないのである。 そんなことなら誰も政治家になるやつはいないという声が聞こえて来そうだが、まさしく私が目指すもう一つの政治とはそういう政治である。 そんな私の新党構想に心をふるわせて共鳴してくれる人物が見つけられなかったのが今度の選挙でインターネット政党を立ちあげる事のできなかった最大の理由であった。 そんな中で最後までインターネット新党づくりを話し合ったのが山本太郎だった。 新党をつくって東京と全国区で二人からはじめよう。その後に続く候補者を公示前までに見つけられるところまで見つけよう、そう最後に話し合って別れたのが5月末だった。 その直後に山本太郎は一方的に議員会館で記者会見を開いて立候補宣言をし、脱原発の共闘を各党に呼びかけた。 私は見事に裏切られることになった。 というよりも彼は最初から私と一緒にインターネット新党を立ち上げる気はなかったのだ。 私の勝手な思い込みだったのだ。 彼は昨年の衆院選で得た予想外の得票に味をしめて、すっかり舞い上がってしまったと思った。 その時点で今度の立候補を決めていたのだ。 原発のほかにTPPを含め多くの政治課題について語るようになった。 ただの政治家になってしまったと思った(次回に続く) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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