□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月15日第520号 ■ ============================================================= 米中戦略・経済対話から日本が学ぶべき事 ============================================================== ワシントンで7月11日に閉会した米中の「戦略・経済対話」をめぐる我が国の報道はあまりにも貧弱でステレオタイプだった。 「米中は、協調を演出しつつも基本的利害の対立がめだった」という報道か、さもなければ「基本的違いが浮き彫りになったが米中は協調せざるを得ない関係だ」という報道だ。 そしてこれは同じ事を述べている。米中関係の進展によって日本は置いてきぼりにされるのではないかという不安から報道するとこうなる。 しかしそんな報道は日本にとって何の役にも立たない。 重要な事は米中関係の進展を直視して、日本として今後米国、中国という二つの大国にどのように対応すべきかを真剣に考えることだ。メディアの使命はまさしくそこにある。 私は次の二つに注目した。 ひとつは米中が人権、外交・安保、サイバー攻撃などでお互いを激しく批判しながら、なお相手を認めて対話を重視するところである。 これこそが正常で対等な二国間関係である。 対米従属に終始し、対米批判をタブー視してなお米国の信頼を勝ち得ていない日本と中国の外交力の違いに注目すべきだ。 たかが尖閣問題一つで関係が断絶し、その関係悪化ゆえに首脳外交さえできないままの日中関係と米中関係の違いを想起すべきだ。 そして二つ目に、今度の米中戦略・経済対話で中国が見せた国際化への柔軟さである。 米中投資拡大に向けて米中協議を進める事に中国は応じた。 しかも中国は原則すべての分野で米国の対中投資を開放するという。 さらに中国はあれほど頑なに拒んでいた人民元の為替レートを「より市場で決定される為替レートへ移行する」と表明した(7月13日日経) どうやら中国は本気で国際化を進めつつあるようだ。 中国と米国は価値観が違うと勝手に決め込んで「価値観外交」などというわけのわからない外交を進めようとする安倍政権は、とんでもない間違いをおかすことになる(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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