□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月11日第508号 ■ ============================================================= 「核不要論を唱えた」とパウエル元米国務長官を持ち上げる朝日 ============================================================== 朝日新聞はきのう7月10日の紙面で予告記事を書き、そしてきょう7月11日のオピニオン欄のインタビュー記事で詳しく報じた。 それは元米国務長官のコリン・パウエル氏がワシントンで朝日との単独インタビューに応じ、その中で核兵器は「極めてむごい兵器」であるために使えず、軍事的には無用な存在だ、と語ったと言う記事だ。 私のコリン・パウエル氏に対する評価はブッシュ政権の国務長官としてあのイラク攻撃を認めた時点で失われた。 それに追い討ちをかけて彼の評価を更に失墜させたのが、CIAがガセネタをつかまされ、それを信じて大量破壊兵器があると思い込んだなどとを自らの回顧録で告白して恬として恥じなかったことだ。 もはや彼が何を言おうと信用しない。 だから朝日が10日の紙面でインタビュー記事の概要を紹介した時、即座にそれを批判しようと思った。 しかし、念のためインタビュー記事の全文を読んでみようと一日待って、きょう11日の紙面で全容を読んでみた。 そしてあらためて失望した。 核兵器廃絶など一言も言っていない。それどころか核抑止力の必要性を認める有様だ。 インタビューを行なった山田文彦論説主幹と山脇岳志アメリカ総局長は「取材を終えて」でこう書いている。 「・・・パウエル氏は単純な理想主義者ではない。核抑止力の政治的な意味は否定せず、すぐに核廃絶が可能とも思っていない。ただ、米国などが長期的に核廃絶に向けて努力する姿勢を示すことが、世界の安定につながると見る。現実の国際政治の難しさを踏まえた理想主義といえるだろう・・・」 つまらないインタビュー記事であり、解説だ。 米国が率先して核兵器全廃を進めれば核廃絶は進む。 核廃絶はそれしかない。 なぜオバマ大統領はそれが出来ないのか。パウエルはオバマにそれを進言しないのか。 インタビューでパウエル氏に迫る事はそれだけでいい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加