□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月10日第504号 ■ ============================================================= 大日本帝国からの決別こそ日本の未完の課題 ============================================================== きょう7月10日の毎日新聞「発信箱」というコラムで栗原俊雄という学芸部の記者が教えてくれた。 今何かと話題になっている日本国憲法だが、その前文の前に書かれている「上諭」(じょうゆ)を知っているかと。 そこにはこう書かれていると。 「朕(ちん)は、(中略)帝国議会の議決を経た帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる」 栗原氏がこのコラムで言いたい事は、もちろん「上諭」そのものではない。 現行憲法が帝国議会によって議決され、昭和天皇によって裁可されたという史実を再認識せよということである。 その事を「上諭」の存在によってあらためて思い知らされるということである。 そしてこの「帝国」の残滓はこの国の戦後史のすべてに顔を出す。 つまり戦後の民主国家「日本」は旧日本帝国から決別出来きないまま今日に至ったのだ。 栗原氏はそのコラムを次のように締めくくっている。 「・・・21日に投開票される参院選の結果、憲法改正がいっそう現実味を帯びるかもしれない。それで現れてくる新しい憲法案に、どれくらい『帝国』の面影があるのか、注視したい」と。 しかし、そのような消極的な態度では憲法改悪は防げない。 憲法改正が避けられないとしたら、その時こそ大日本帝国への回帰ではなく、決別する時だという認識を持たなければいけない。 今度の憲法改正は、本当の意味で日本国民が決める憲法となる。 日本ではじめて民主革命の起きる時だ。 その革命が大日本帝国時代に戻るようでは洒落にもならない。 憲法改正は、戦後われわれが出来なかった大日本帝国からの決別を行う事である。 そう考えれば自分の手で民主国家日本をつくるという気概が湧いてくる。 大日本帝国次代に戻そうとする連中は次世代のためにも許せないということになる。 きょうの「発信箱」は、憲法改正の動きは、日本がはじめて民主革命を起こせるかどうかの、最初にして最後の戦いである事を教えてくれているのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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