□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月10日第505号 ■ ============================================================= 吉田昌郎元福島第一原発所長に国民栄誉賞を! ============================================================== 私が安倍首相なら吉田昌郎元福島第一原発所長に国民栄誉賞を与えることを即決するだろう。 いまからでも遅くない。安倍首相はそうすべきだ。 吉田昌郎元所長らに取材し、福島第1原発事故のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」を執筆したジャーナリスト、門田隆将(りゅうしょう)氏が産経新聞にこう語っている。 「この日本を救う役割、使命を負って生まれ、それを果たしたことで去っていってしまったのではないか・・・全電源喪失という絶望的な状況でも、次々とアイデアを出し、原子炉を冷やす水のラインを数時間のうちにどんどん大きくしていった・・・部下たちからも信頼が厚く、『吉田さんじゃなかったらだめだった』と口をそろえていた。私たちは、事故当時に吉田さんが福島第1原発にいたことを感謝しないといけない・・・」と。 私は門田氏のこの本を読んだ事もなければ吉田昌郎という人の事も何もらない。 しかし素人でも容易に想像がつく。 あの時海水注入を行なわなかったら今の日本はなかったに違いないことを。 この事についてきょう7月10日の毎日新聞「水説」というコラムで倉重篤郎専門編集員が書いていた。 原子炉の核燃料を燃やして出る熱は2種類あることを我々は今度の事故で知った。一つはウラン核分裂によって出る熱、もう一つは核分裂によって生成される放射性物質による残留熱である。ところがこの残留熱の恐ろしさについて政権首脳はもとより、原子力安全・保安院(当時)や東電経営陣さえもは十分共有していなかったのではないか。それを知っていたら、原子炉劣化を警戒して海水注入を躊躇することはどなかったはずだと。 これは吉田昌郎元福島第一原発所長に対する最大のオマージュである。 吉田所長に対する追悼記事の中には、「原子力発電を推進した」とか、「津波対策を先送りした」とか「功罪」なかばするものがある。 しかし彼こそが海水注入を断行し原発事故が最悪になることを防いだの人物であることは間違いない。 吉田氏の早すぎる死が被ばくとは直接の因果関係がないにしても、彼が原発事故処理に殉職したことを否定するものはいないだろう。 彼に国民栄誉賞を与えることに異論のある国民はいないはずである。合掌(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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