□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月8日第498号 ■ ============================================================= 産経新聞の「正論」と「邪論」 ============================================================== 私は7月5日のメルマガ第493号「エジプトの軍事クーデターに鈍感な日本」で書いた。大手新聞の社説のなかで軍の介入は許されないと明確に批判したのは毎日新聞だけだったと。読売や産経に至っては社説に書くことさえしない鈍感ぶりだと。 この私の批判が伝わったのかどうかわからないが、7月7日の産経新聞はその社説の中で、「エジプト初の民主選挙で選ばれたモルシ大統領が・・・軍介入という非常手段で退けられた事は極めて残念だ」と批判した。 そして今度の池内恵東大准教授の「軍事クーデター批判」の「正論」の掲載である(7月8日メルマガ第497号)。 どうやら産経新聞はどこよりも「正論」を掲げる新聞のごとくだ。 しかし、その産経新聞が、エジプトの軍事介入を批判する社説を掲載した同じ7月7日の紙面でもう一つの社説を掲げていた。 それは安倍首相は集団的自衛権行使に踏み切れと主張する社説である。 「日本の安全保障の基軸である日米同盟を機能させ、中国や北朝鮮への抑止力を高めるため、集団的自衛権の行使を容認することが極めて重要」であるとして、安倍首相に国民の前で明確に語れと迫っている。 これは国際政治の現実を直視しない間違った主張であり「邪論」だ。 みずからの主張をすべて「正論」と呼称する自信過剰の単純さ。 産経新聞はわかりやすくていい。 そんな産経新聞の「邪論」の中に、時としてどの新聞も書かない「正論」を見つけることがある。 それが産経新聞を読む時の私の楽しみである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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