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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

TPP参加の可能性を示唆した中国に思う
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年7月4日第488号 ■   =============================================================    TPP参加の可能性を示唆した中国に思う     ==============================================================  きょう7月4日の毎日新聞が共同を引用して次のような一段の小さな記事を掲載していた。  すなわち7月3日付の中国英字紙チャイナ・デーリーが、「複数の中国商務省筋が中国はTPPに参加するだろうと述べた」と報じたというのだ。  私はこの毎日の小さな記事に注目した。  中国の報道官が「中国もTPP参加の是非を検討したい」と発言したのは5月だった。  あの時、すべての報道が書いていた。  完全自由化を義務付けるTPPに、日本よりもはるかに国際化が遅れている中国が入れるはずはない。これは中国の揺さぶり作戦だと。  しかし、あの時、中国はTPP参加を米国から打診された事も明らかにした。  その事を裏づけるように、米国は中国の求めに応じてTPP参加を検討するための関連情報を与えたという報道がなされた。  日本に対しては情報を与えなかったにも関わらずである。  今回のチャイナ・デーリーの記事が、その後2ヶ月たって中国が検討した結果としての、中国のTPP参加に関する最新の方針であるなら興味深い。  中国が例外なき自由化の原則を認めて参加するのか。  そうではないだろう。例外を要求して参加するのだ。  米国がそれを一蹴してTPPの完全自由化を貫くなら米国はTPPの経済的目的を重視するということだ。  日本にも完全自由化を強く求めてくることになる。  もし米国が中国の例外要求を認めてまでも中国の参加を歓迎するのなら、日本がTPP参加を重視する理由の一つとしてあげてきた中国包囲網と言う目的が、まったく嘘であったということだ。  さもなければ米国が方針転換をしたという事だ。  ひょっとして米国は中国のTPP交渉参加を認めるのではないか。  もはや米国にとってTPPの完全自由化はどうでもいいのではないか。  日本との二国間交渉で既に米国は目的を達成した。  TPPはその目的達成のための日本に対する道具でしかなかったのではないか。  今後中国がTPP交渉に参加するようなことになればそう思ったほうがいい(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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