□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月1日第482号 ■ ============================================================= イスラエルからの情報を意図的に流し続ける佐藤優元外務省分析官 ============================================================== 私は6月27日のメルマガ第471号でニューズウィーク日本語版7月2日号の記事を引用して書いた。 イスラエルはイランに穏健派大統領が誕生したからといって、決してこれを手放しで歓迎していないと。 その事を見事に裏づけてくれる記事を見つけた。 きょう発売の週刊現代7月13日号で佐藤優元外務省分析官が自らの連載コラム「佐藤優の人間観察」で書いている。 イランは穏健派ロハニ大統領を誕生させた今度の大統領選挙の結果を最大限に活用して西側との関係改善に腐心しているが、イランが核開発を放棄しない限り米国は制裁を緩めない。そしてイランは核を放棄する可能性はない。改革派を含めた政治エリートはもとより圧倒的多数の大多数のイラン国民も核開発を支持しているからだ、と。 そしてこう締めくくっている。 「イスラエル、米国、英国などのインテリジェンス機関は、イラン内部で混乱が生じてロハニ新政権が内政に忙殺され、核開発に本腰を入れることができないような情況をつくり出すべく、非合法工作活動を展開すると思う」と。 本人も認めているから何度でも繰り返すが、佐藤優氏はイスラエルのインテリジェンス機関「モサド」と親しい関係にある。 「モサド」と親しいということは、我々が普通に意味する親しい関係ではない。 時として「モサド」の代理人の役割を請け負う関係であるということだ。 彼の書く中東情勢の情報源は「モサド」からのものである。 これはイスラエルはイランの核保有は絶対に認めないというイスラエルの考えそのものだ。 ニューズウィークの記事は、イスラエルはイラン攻撃を止めないという観測記事であるが、イラン攻撃はイスラエルにとっても最後の手段だ。 その前にイランが核兵器を作れないような政治状況をつくることが得策である。 まさしく佐藤優氏の記事はイスラエルのそのような考えを伝えている。 モサドからの極秘情報を佐藤氏が軽々に週刊誌に漏らすだろうかという疑問を抱く読者がいるかもしれない。 この程度の情報は、もはやイスラエルにとっては極秘でも何でもないということである。 手の内を少しぐらい見せても、中東の平和の為にイランは核兵器開発を放棄すべきである、と日本国民に思わせたほうがいい、と判断しているということである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加