□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年7月1日第480号 ■ ============================================================= 地方から日本を変えるしかない ============================================================== 新聞記事がまったくつまらなくなった。 今度の参院選で自民党の一人勝ちがわかっているからだ。 最近の大手新聞がいかに受け身であるかがわかる。 みずからより良い政治を作ろうとせず、すべては政治状況に合わせて報道してきた結果、政治がつまらなくなったとたんに政治記事もつまらなくなるのだ。 そんな中で、インターネットで流れる報道の中に重要なニュースを見つけた。 きのう6月30日に行なわれた神奈川県横須賀市長選で無所属現職の吉田雄人氏(37)が元副市長の広川聡美氏(61)=自民・公明推薦=を振り切り、再選を果たした。 私が注目したのは自民党の小泉進次郎議員が死に物狂いで応援したがそれでも負けたというところだ。 「横須賀の政治史に残る激しい戦いになるが、必ず奇跡を起こし、勝利する」とげきを飛ばしてきた小泉氏は選挙期間中、“ベタ張り”となって広川氏の応援に明け暮れたが敗れたという。悔しさのあまり小泉氏は涙まで流したしたという。 変革と脱官僚を掲げ、財政再建の実績をアピールし、自転車で遊説を行う選挙戦を繰り広げた吉田氏が、横須賀という小泉王国で勝ったのだ。 衝撃的な出来事だがきょうの新聞各紙はこれを大きく取り上げない。 私がこのメルマガで書きたい事はここからだ。 私は吉田市長とは一面識もないが、この吉田市長は最近私が面談したある市長を思い出させてくれた。 私は今度の参院選で立候補を10人揃えて新党を立ち上げようとして果たせなかった事は繰り返し書いてきたが、その一人にやはり吉田市長と同じぐらいの年齢の某市長がいた。 既成政党の応援を得ずに市民の支援で選挙に勝ち続けるところも同じだ。 その市長が私に語った事は衝撃的だった。 彼は私に言った。 私は国政にはまったく関心はない。大臣や副大臣になって政策を担当させてくれるなら別だが、一国会議員となって政局のコマに過ぎないようではまったく意味がない。市長として市民と一緒に町づくりを行なうことこそ政治だ、などなどと熱く語って私の国政の誘いを一蹴した後、彼が述べた言葉が衝撃的だった。 彼は私に言った。 市長(つまり首長)として、できないと思った事はなにもない、住民と一緒に市政を行なおうとした時、国政はこれに反対することは出来ない、と。 これこそが私が考えてきた「地方から国を変える」ということである。 私は今度の参院選において自民党の一人勝ちが見えている中で、相も変わらず多くの党首が雁首をそろえて同じような主張を競い合っている不毛な光景を見て、そしてそのような不毛な報道を繰り返すメディアを見て、もはや国政は不要だと確信した。 きっと横須賀の吉田市長も私が面談した某市の市長と同じ考えの市長に違いない。 こういう首長が全国でどんどんと生まれて来る時、国政は変わる。変わらざるを得ない。 最後にその某市長は私にこう言った。 私は何期も市長をやるつもりはない。やがて政治とは無縁の自分がやりたいことをやる生活に戻る、と。 これもまた私が目指す、政治は人生の大事ではない、という私の考えと同じである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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