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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

南北首脳会談記録の公開の衝撃
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年6月26日第469号 ■   =============================================================    南北首脳会談記録の公開の衝撃     ==============================================================  エドワード・スノードンの極秘情報暴露が米国を揺るがしているが、韓国の国家情報院が6月24日に発表した2007年10月の金正日、盧武鉉南北首脳会談の記事録を公開もまた衝撃的だ。  しかも暴露ではない。  首脳会談の議事録公開は韓国政府による公式な情報公開である。  これをどう評価したらいいか。  盧武鉉大統領の対北融和政策が暴露されたことにより韓国野党・民主党への打撃は必至であると読売新聞は書いている。  そうであればこの発表は朴 槿惠(パク・クネ)政権の明確な意思である。  韓国もまた野党受難の時代であるということだ。  そしてこの記事録公開において金正日首席が安倍第一次政権を批判していたことが明らかになった。  小泉首相に同行した安倍副官房長官について、我々の期待に背かないようにやってほしいと語りかけたのに政権に就くなり急変して強硬になったと金正日首席が述べていたことが明らかにされた。  この発表は朴 槿惠(パク・クネ)政権の安倍首相に対するメッセージでもある。  当然ながら安倍首相は反発するだろう。  日韓関係は安倍政権と朴 槿惠(パク・クネ)政権が続く限り早急な接近は望めないということだ。  それにしても極秘の首脳会談が公開されるとは物凄いことだ。  私が驚いたのは盧武鉉大統領が朝鮮戦争後に米国主導で設定された北方限界線(NLL)が「おかしく出来上がって手のつけられないものになった」として変えなければならないと金総書記に伝えていたことだ。  北東アジアの平和を壊す国としてもっとも大きな国は米国だと語っていることだ。  政権交代によってここまで首脳の考えが変わる韓国という国と日本の違いの大きさにあらためて驚く。  そして私が一番注目したのは、日本が北朝鮮との国交正常化にあたって100億ドルで過去の歴史を整理したいとの考えを示唆していたと盧武鉉大統領が発言していたことだ。  小泉訪朝時やその後に散々憶測されていた数字が韓国の首相によって確認されたのだ。  日本のメディアは、今般韓国政府の手で公開された文書の全体をすべて詳細に報道し、有識者の検証に供さなければいけない。  有識者は立場を超えてそれを公正に検証し、国民に真実を知らせなければいけない。  もはや指導者が自分の考えだけで外交を進める時代ではなくなったということだ。  国民の評価に耐える交渉をへて、国民の評価に耐える政策を進めていく他はない。  もちろん国民の意見がすべて正しいとは限らない。  国民とは異なった政策を行う場合は、信念に基づいて、政治生命をかけて、それをごまかすことなく、自らの責任と権限で国民に問うていくほかはない。  そういう時代が来ているということである。  そしてそれは歓迎されるべきことである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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