□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月26日第468号 ■ ============================================================= 安倍首相の第二次アセアン訪問と中国包囲政策継続のおろかさ ============================================================== 安倍首相は参院選直後の7月下旬に再びアセアン訪問を行う方向で各国との調整を始めたという24日の各紙が報じた。 各紙はいずれも小さな記事で何事もないように書き流しているが、私はこのアセアン訪問の記事の裏に、安倍首相の強い意志を感じる。 それは何か。アセアン諸国に対する影響力を中国と競い合うという意志だ。 いいかえればアジアにおける中国包囲網構築策の継続である。 安倍首相のアセアン訪問は今年1月に行ったばかりだ。 確かにあの時は訪米が出来なくなったため急きょ変更して行ったアセアン訪問であった。 そして今度のアセアン訪問は訪問国も異なっている。 しかし、わずか半年の間にアセアン訪問を二度行う事は異例だ。 なぜ安倍首相はアセアン訪問にこだわるのか。 それはすでに述べたように中国包囲網を築くためであるが、具体的には安倍ドクトリンを自らの言葉で語るという野心である。 1月のアセアン訪問では出発した直後にアルジェリアでテロが起き、日揮の邦人が犠牲になった。 そのためにインドネシアで行う予定であった演説を取りやめて帰国せざるを得なかった。 あの時外務省はHPでその幻の演説を公開して安倍ドクトリンは発表された形になっている。 しかし安倍首相は自らの口でそれを語りたいのである。 果たして安倍首相はどのようなスピーチを行うつもりだろうか。 いまごろ外務省は懸命にそのスピーチづくりに励んでいるに違いない。 それは谷内正太郎内閣官房参与の仕事であり、斉木新次官の最初の仕事である。 しかしこの半年の間にも国際情勢は変わっている。 米国の安倍首相に対する見方も変わってきている。 そんな中で安倍首相の対中外交は相変わらず強行一辺倒だ。 首脳会談はおろか外相会談さえできない状況が続いている。 その上さらに中国包囲網を構築することを公言するようなスピーチを安倍首相はするつもりなのだろうか。 それがおろかで危ういことはもはや明らかになりつつある。 それとも新たな安倍ドクトリンを発表して、中国との関係をこれまでとは違った、新しい、建設的なものするつもりなのだろうか。 7月末の安倍首相のアセアン訪問は、今後の安倍外交の成否を占う重要な訪問なのである了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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