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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

谷内極秘訪中がバレてしまった安倍外交の大誤算 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年6月21日第456号 ■   =============================================================    谷内極秘訪中がバレてしまった安倍外交の大誤算      ==============================================================  谷内正太郎内閣官房参与が日中関係打開のために訪中していた事が明らかになった。  この事をきょう6月21日の各紙が一斉に報じている。  この前の飯島参与の訪朝といい、今度の谷内参与の訪中といい、極秘裏にそれが行なわれていればよかったものを、どうしてこんなに重要な極秘外交が暴露されるのだろう。  そこに安倍政権の緩みを見る思いだ。  飯島訪朝の露見にくらべ、今度の谷内訪中の露見のほうが安倍政権にとっての打撃ははるかに大きいものがある。  飯島訪朝は、飯島勲という「政治的な」人物の、「政治的な」行動である。  少なくともそう言って失敗の責任を飯島参与に押しつけることができた。  実際のところ、訪朝が露見した後の行き詰まりについて、安倍政権は距離を置いて逃げた。  ところが今度の谷内訪朝は、谷内正太郎という元外務官僚が、外務省の課長を同行させて行なったれっきとした極秘外交である。安倍・菅政権の指示で行なわれたものであり、言い逃れはできない。  何が問題なのか。  それは、中国に対して強硬な姿勢を取ってきた安倍首相が、その実は中国との首脳会談を日本の方から求めていたという事がばれたからだ。  しかも、日中首脳会談を実現させるためには日本側が譲歩するしかない。  領土問題の存在を認め、尖閣問題を棚上げする事によってはじめて、日中関係は話し合いによる改善に向かう。  ところが「領土問題は存在しない」、というのが安倍首相が繰り返して国民の前で明言してきた日本の方針である。  それを曲げて日中首脳会談を行なう事は日本国民に対する背信行為である。  しかも谷内正太郎参与は、対中強硬論者であり、対中包囲網提唱者だ。  その参与に命じて日中首脳会談を行なおうとした。  その裏切りは、日中首脳会談が実現し、日中関係が改善に向かう事がわかった段階で明らかになるのなら許される。  さすがに谷内だ。谷内を使った安倍だとなる。  ところが日中首脳会談のメドが立たないうちに、それがばれてしまった。  大きな誤算である。  もはや日中首脳会談の早期開催は難しくなった。  それでも中国は日中首脳会談の開催に応じるかもしれない。  しかしその時は日本が領土問題を認め、尖閣問題の棚上げを認める時だ。  日本の譲歩を日本国民に明らかにすることだ。  そんな事を今の安倍首相にできる筈はない。  谷内訪朝の露見は安倍首相にとって大きな誤算であったのだ(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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