□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月16日第441号 ■ ============================================================= 「除染をあきらめた政府の方針転換」をスクープした朝日の功罪 ============================================================== きょう16日の朝日新聞が一面トップで大きなスクープ記事を掲載した。 すなわち安倍自民党政権は、「除染を加速させる」という公式見解を繰り返す一方で、除染では放射線量の低下は望めないとして再除染はしないという方針転換を行なおうとしている、と。 これが事実なら確かに大きな方向転換だ。 そしてそれほど重要な方向転換を国民に説明することなく自治体に非公式に伝達した安倍自民党政権はとんでもないということになる。 しかし朝日新聞のこのスクープ記事の物足りなさは、それでは放射能に汚染された福島とそこに住む住民をどう救えばいいかという根本問題に一切触れていないことだ。 そしてそのような根本政策について政府・官僚の無能、無責任さを追及していないところである。 除染に限界がある事はもはや自明だ。 それに対する対応策は二つしかない。 被ばくの不安を抱いている福島県民を政府の責任で移住させることを一刻も早く行なうことだ。 さもなければ、見せ掛けの除染作業を続けながら、それでも不安な住民は自己責任で移住すればいいと突き放すことだ。事実上の住民切り捨てである。 そのどちらもできないまま、いたずらに時間と予算が消費されて来た。 朝日が問うべきは、安倍政権は原発事故の被害者たちをどう救済しようとしているのか、ということである。 それを安倍政権に問い詰めない朝日のスクープ記事は片手落ちである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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