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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

サミットでオバマ大統領に首脳会談を断られた安倍首相
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年6月16日第440号 ■   =============================================================   サミットでオバマ大統領に首脳会談を断られた安倍首相     ==============================================================  サミットに向けて15日午後に日本を飛び立った安倍首相を報じるきのう15日夜7時のNHKニュースを聞いて、私は耳を疑った。  オバマ大統領との首脳会談がいまだ決まっていないというのだ。  私が繰り返し指摘したとおりの懸念が的中した格好だ。  私はそのNHKのニュースを聞いた時、念のため明日(つまりきょう)16日の朝刊を見てこの事を書こうと早速各紙に目を通した。  安倍首相のサミット出発は各紙とも書いていた。  しかしオバマ大統領との首脳会談について言及していたのはわずか東京新聞と産経新聞だけだった。  そして東京新聞はこう書いている。  「・・・サミット会合の合間に議長国・英国のキャメロン首相やプーチン・ロシア大統領と会談する。オバマ大統領とも会談を調整しているが、13日に電話会談したばかりのため見送る可能性もある」  産経新聞はもっと断定的だ。  「G8 日米首脳会談見送り」という見出しで次のように書いている。  「・・・日米両政府は15日、(G8にあわせて行なう予定だった)安倍晋三首相とオバマ大統領の会談を見送る方針を固めた。13日の電話会談で対中政策などについて十分な意見交換が行なわれたことから、両首脳は実利を重視し、サミットでは他国との会談を優先させる方針だ・・・」  これはお笑いだ。  日本にとって日米首脳会談ほど重要な会談はない。他国の首脳との会談を優先するのはオバマ大統領であって、日本は頼み込んだに違いない。頼み込んだのに断られたのだ。  それをごまかして、他国との首脳会談を優先する事で日米両政府が「合意した」と書いているのだ。  これほどの嘘はない。  もっと笑ってしまったのは、その後に続く次のようなくだりだ。  「・・・正式な首脳会談を見送る代わりに、サミット会場内の移動時などに短時間対話する方向で最終調整している・・・」  最近では日本のお家芸になってしまった感のある「立ち話首脳会談」である。  何もかも私が6月14日のメルマガ第437号「自作自演の日米首脳電話協議」で書いたとおりの展開である。  私が書くぐらいだから各紙は皆知っているに違いない。  しかし安倍首相に悪いから書かないのだ。  東京新聞と産経新聞は正直だということだ。  そして一番正直なのが産経新聞だ。  いまごろ安倍首相は外務官僚にはっぱをかけて、なんとか立ち話でも廊下会談でもいいから日米首脳会談を行なった形にしろと声を張り上げているのだろう。  高支持率を誇る日本の首相がサミットで米国の大統領と首脳会談できないとなると、世界に対しても、国内的にも、面目丸つぶれであるからだ。  日本にとってどうやら日米首脳会談の実現が今度のサミットの最大の問題になってしまった。  前代未聞の不毛なサミットである。  前代未聞の脆弱な日米関係である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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