□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月11日第432号 ■ ============================================================= 改憲でにわかに擦り寄る安倍首相と橋下大阪市長の政治家失格ぶり ============================================================== 慰安婦問題で政治家失格を証明した橋下大阪市長は、その劣勢を挽回すべくオスプレイを引き受けるという思いつき発言をして更なる失敗を重ねた。 そして今度は改憲発言である。 6月6日に東京都内で開かれた日本維新の会の政治資金パーティで挨拶した橋下氏は次のように語ったという。 「維新の会は憲法改正をはっきりと打ち出し、ほかの政党ができないこと、言えないこと、選挙の前にびびってしまうことを引き受け、国民に問うて参院選を戦って行きたいと思いますね」と(6月11日読売)。 存続が危ぶまれるようになった橋下維新の会が、ついに安倍首相が最優先する改憲を口にして安倍自民党と組むことで生き残ろうとした姿がそこにある。 橋下氏がそのような悪あがきをするのはもはや驚かない。 それほど橋下氏と日本維新の会は追い込まれているということだ。 驚くのは高支持率を誇る安倍首相の自信のなさだ。 なぜ安倍首相はここまで橋下維新の会に好意的なのか。 それはもちろん考えが近いからだ。 慰安婦問題をめぐる橋下発言からはさすがに逃げた安倍首相であるが、もとはといえば橋下発言は安倍首相の河野・村山談話見直し発言に触発されたものだ。 オスプレイ発言についてはこれを歓迎し、改憲発言に至ってはまるで同志扱いだ。 しかし安倍首相が橋下維新の会に好意的なのは単に考えが近いからだけではない。 安倍自民党政権だけでは改憲をする自信がないからだ。 改憲に反対する公明党だけでは思うような改憲はできないからだ。 改憲には第二の安倍自民党の政党が必要なのだ。 そして敬愛する祖父の岸信介首相さえもできなかった改憲こそ、安倍首相がもっとも成し遂げたい政治的野心だ。 それにしても政治家も劣化したものだ。 生き残りに自信のない橋下氏と、自らの政治信念を成し遂げることに自信のない安部首相が、お互いを必要とする。 歴史認識、安全保障、改憲といった最重要の政治課題を、国民を説得して実現できずに、政局を利用して行なおうとする不甲斐ない安倍首相。 重要な政治課題を生き残りの手段として利用しようとする本末転倒の橋下日本維新の会代表。 いずれも政治家失格である(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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