□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月11日第431号 ■ ============================================================= エドワード・スノーデンは第二のアサンジュだ ============================================================== 元CIA職員のコンピューター技師であるエドワード・スノーデン氏(29)が衝撃の内部告発を行なった。 米連邦捜査局(FBI)と国家安全保障局(NSA)が極秘裏にインターネット上の個人情報を入手していることを暴露したのだ。 この告発を実名入りで英紙ガーディアンを通じて行なった。 その覚悟もさることながら、内部告発を行なった動機を語った言葉が感動的だ。 「米政府が秘密裏につくりあげた監視機関を使ってプライバシーや基本的自由を侵害していることに、良心が許さなかった」 権力の不正義を糾弾する内部告発の真髄がここにある。 そしてそれはそのままウィキリークスの創始者であるあのジュリアン・アサンジュの言葉を彷彿とさせる。 実際のところ、民主主義のチャンピオンを自他共に認める米国は、「テロとの戦い」を宣言してからというもの、民主主義国家を放棄した。 国家愛国法の名の下に国家権力による基本的人権侵害が横行する国になった。 ブッシュ政権はもとより、そのブッシュ政権のアンチテーゼとして登場したオバマ政権でさえ、「テロとの戦い」の前には基本的人権を犠牲にしてきた。 ガンタナモ収容所の拷問を放置し、無人機による殺戮を繰り返し、そしてインターネットを通じた国家による個人情報入手がオバマ政権を揺るがしていた。 その矢先の内部告発だ。米国が衝撃を受けたのも無理はない。 ガーディアン紙をして「米国政治史上で最も重要な内部告発の一つ」と言わしめたスノーデンは第二のアサンジュだ。 そしてアサンジュと同様にスノーデンもまた訴追されるだろう。 しかし国家権力でさえも正義の前には勝てないだろう。 「百パーセントの安全と百パーセントのプライバシーを同時に手にする事はできない」と発言するオバマ大統領の言葉がかすんで見える。 このような告発者が出てくる米国の凄さをあらためて思い知る。 このような告発者がただの一人も出てこない日本の民主主義の底の浅さを残念に思う(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加