□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年6月1日第399号 ■ ============================================================= 慰安婦発言の適切な対応を日本政府に迫った国連の衝撃 ============================================================== 橋下暴言にすべての批判を集中させて終らせようとしている日本政府、メディア、国民に対して国連が痛烈な警告を発した。 国連の「拷問禁止委員会」は31日、「日本の政治家や地方の高官が事実を否定し、被害者を傷つけている」とする勧告をまとめ、日本政府に対し、こうした発言に明確に反論するよう求めたという(6月1日朝日)。 ここで注目されるのは、慰安婦発言を橋下暴言に限っていないところだ。 そして日本政府に対してそのような慰安婦中傷発言阻止を勧告していることだ。 それは取りも直さず安倍自民党政権に対するこれ以上ない痛烈な批判なのだ。 いや、安倍自民党政権だけではない。 橋下暴言批判に終始して、その裏にある安倍首相の責任追及を曖昧にしたメディア、政治家、世論に対しても迫っているのである。 問題の根本解決を日本政府に求めなければならないと迫っているのだ。 もはや安倍首相は慰安婦問題の解決から逃げる事は出来ない。 もし逃げてしまうと、日本は未来永劫、この慰安婦問題を外交の具に使われて、悪者に終始させられてしまう事になる。 あの戦争に関わった政府や日本国民がその責任を負う事は止むを得ないかもしれない。 しかし、あの戦争にまったく関係ない未来の世代までも慰安婦問題の負の遺産で苦しめることになる。 慰安婦問題の根本解決を行なう事は、今を生きる我々の責任である。 しかし慰安婦問題の根本解決は不可能に近いほどの難題だ。 安倍自民党政権内部でも意見が分かれる。 政党、政治家の間で意見の対立がある。 国民の間でも埋めきれない溝がある。 メディアも方向を打ち出せないままだ。 だからこそ、これまで慰安婦問題は曖昧にされてきた。 問題が表面化するたびに発言者が心ならずも非をわびて蓋をされてきた。 ところが今度の橋下発言でついに国際的に日本は悪者になってしまったのだ。 その意味で橋下暴言が日本の国益毀損に与えて罪は万死に値する。 しかし橋下暴言がなければ慰安婦問題の終りのない暴言と謝罪が繰り返されることになり、その都度日本が悪者になるという絶えられない状態が続いたに違いない。 もはや逃げられないところまで日本を追い詰めたという意味では橋下暴言は歴史的意味があったということだ。 それを認めて正しい解決策を提示できなければ、誰も橋下暴言を批判することはできない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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