□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月29日第390号 ■ ============================================================== ベーシックインカム論者はいまこそ対案を提示すべきではないのか ============================================================== きょう5月29日の東京新聞「本音のコラム」で文芸評論家の斉藤美奈子氏がこう書いていた。 5月17日に閣議決定された生活保護法改正案は、「今後はもう保護に頼らないでね」という意図が見え見えの法案であると。 保護申請者に資産や収入を記した書類の提出を義務づけ、場合によっては親族の資産や収入まで調査する。 これまで以上に手続きが煩瑣で審査が厳格になる。 そして斉藤氏は続ける。 そこで威力を発揮するのが5月24日に可決成立したマイナンバー(共通番号)法であると。 すなわちこの法律で、収入、納税、年金、保険など90項目以上の個人情報が行政によって一元管理される。 そして斎藤氏は言う。 「ご家族にこれだけの収入があれば生活保護は必要ありませんね」と行政は言うだろう。 この二つの法案はなんという巧妙な連携プレーになっていることか、と。 斉藤美奈子さんが指摘するように、もしこれが安倍政権下の官僚が考えていることであるとすれば、ベーシックインカムの提唱者はいまこそこれに反対して、ベーシックインカム法案なる対案を提起すべきではないか。 そしてどちらが好ましいか国民に選択させるように政治を変えていくべきではないか。 おりから子どもに十分な食事を与えられないというメモを残して餓死した母子のニュースが流れた。 面倒な手続きや、官僚の厳しい審査を経る事なく、誰もが「生きる権利」として最低限の給付が受けられるような制度が確立されれば、少なくともこのような悲劇は間違いなく避けられる。 それは行政の効率化とか、公平な給付の実現だとか、ましてや財源不足などという問題を克服しえ実現できる制度である。 少なくとも政治にその意思さえあれば(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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