□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月28日第386号 ■ ============================================================== サミットとともに凋落しつつある日本の国力 ============================================================== 1976年に第一回のサミットが行なわれた時、アジアから唯一の参加を認められた日本の高揚感は大変なものがあった。 当時私は岡本行夫氏とともに、そのサミットの担当官のはしくれとしてそれを眺めた。 サミットが始まる前は決まって外務官僚はアジアを回り、お前らの利益をサミットで代弁してやるから、言いたい事を言って見ろといわんばかりだった。 やがて中国が台頭し、サミットに加えようとした時、日本はそれに反対した。 中国はサミットなどに入るまでもないという姿勢を貫いた。 そして今年のロンドンサミットである。 サミットの凋落が言われて久しい。 何時止めてもいいが、自分がホスト国の時にそれを言い出す事が出来ないという理由だけでサミットは惰性で続けられている。 そして今年のロンドンサミットだ。 今年のサミットほど影の薄いものはかつてなかった。 開催直前になってもどのような議題であるかさえ伝わってこない。 それもそのはずである。サミットにお構いなく、各国首脳は個別の首脳会談に忙しい。 米国も中国もロシアも6月に立て続けに個別首脳会談を急いでいる。 きょう5月28日の報道に、ドロニン米大統領補佐官が北京を訪れ楊ケッチ国務委員と6月7、8日に米カリフォルニアで開かれる米中首脳会談の準備の打ち合わせを行なったというのがあった。 「(今回の首脳会談は)米中関係の長期的な安定と発展に向けた重要な意義がある」事で一致したという。 もはやサミットなどは不要だといわんばかりだ。 サミットの凋落と共に日本の国力はかすんでいく(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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