□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月22日第364号 ■ ============================================================== 安倍「拉致外交」の最大の敵は外務省である ============================================================== 岸田文雄外相が21日の参院外務防衛委員会で、飯島勲内閣官房参与の訪朝について「直前に連絡を受けた」と述べたらしい(5月22日朝日)。 これは飯島訪朝は首相官邸主導だったため外相も直前まで知らなかったことを認め、安倍外交に不快感を示したということだ。 私が注目したのはその後に続く岸田外相の次の言葉だ。 「北朝鮮側から非核化を前提とした真摯な態度が示されることが大前提だ」 岸田文雄という外務大臣は、私が見る限り、これまでのどの外務大臣よりも外務官僚の言いなりになっている無能な外務大臣である。 だからこれは岸田外相を使った外務官僚の巻き返しなのである。 そして外務官僚は対米関係をすべてに優先する。 つまり米国が安倍首相に対し、勝手な真似はさせないぞと圧力をかけてきているのだ。 残念ながらこれまでのどの首相も官邸主導と言いながら、実務の段階では官僚に頼らざるを得ない。 これから始まる日朝実務者協議も外務官僚に任されることになる。 「最低でも県外移転」と言った鳩山首相が外務・防衛官僚に潰された事は記憶に新しい。 もっとも潰されたのは鳩山首相の不甲斐なさであり、自滅だった。 そんな鳩山首相を私は政治家としてまったく評価しない。 安倍首相は鳩山首相よりも少しは首相の権力を振りかざすだろう。 しかし日本の統治システムは官僚制にあることは戦前、戦後を通じ不変である。 つまりいくら安倍首相が官邸主導を振りかざしても、そして菅官房長官がそんな安倍首相を擁護しても、このままでは最後は官僚に従わざるを得ないだろう。 安倍「拉致外交」は米中主導でそれに韓国が従属する形で行なわれる対北朝鮮包囲網外交の前に、あっさり屈服して終る事になる。 安倍「拉致外交」は見事に失敗し、安倍の政治生命は終ることになる。 私がここで政治生命が終るということは、安倍首相が失脚するということではもちろんない。 対米従属に成り下がって首相を続けさせてもらうという意味だ。 これまでの日本の首相と変わらない凡庸な首相で終るという意味である。 安倍首相が岸田外相を更迭し、外務省を支配してまでして「拉致外交」を貫く事ができるか。 私が応援するというのはそういう安倍首相である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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