□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月18日第356号 ■ ============================================================== アンジェリーナ・ジョリーと慰安婦問題とロンドンサミット ============================================================== 米国の人気女優アンジェリーナ・ジョリーさんと言えば、がん予防で乳房を切除したというニュースで持ちきりだ。 しかしアンジェリーナ・ジョリーさんと言えば4月12日の朝日の記事にこんな記事があった。 すなわち4月11日にロンドンで開かれた主要国8カ国(G8)外相会合が、紛争地での性的暴力を防止するための取り組みを強化する事で合意した際、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使のアンジェリーナさんが駆けつけ、被害者の支援を訴えたというのだ。 この記事で思い出すのが佐藤優氏の指摘である。 私は1月23日のメルマガ第57号「サミットで慰安婦問題が取り上げられるという悪夢」の中で、佐藤優氏が週刊東洋経済1月26日号の自らの連載コラム「知の技法 出世の作法」でつぎのように書いていた事を紹介した。 すなわち今年6月17日、18日両日に英国で開かれるサミットで取り上げられる議題の一つに『戦場の女性』がある。スーダン内戦における女性の人権侵害などの問題が論じられるが、この機会を利用して、韓国は慰安婦問題の国際化を試みるのではないか。韓国はG8のメンバーではないが、G8サミットの前後には、G20サミットが行なわれるのが通例であり、韓国はこの場を用いて、『慰安婦問題は単に日韓の2国間問題ではなく、戦場における女性に対する深刻な人権侵害である』という、キャンペーンを行なうのではないか、特にカナダは慰安婦問題に対してとても敏感だから、韓国がカナダに働きかけると、慰安婦問題がG8でも取り上げられる可能性が現実的になる、などと佐藤氏は書いていた。 その後国際情勢は大きく揺れた。 北朝鮮の核ミサイル発射騒動やボストンマラソン爆破事件などが起こり、シリア情勢も悪化の一途だ。 日本はといえばアベノミックスが世界経済に与える影響がある。 今年のサミットは議題には事欠かない。 とても慰安婦どころではないだろう。日本政府はホットしているだろう。 そう私は考えていた。 そこにきて再び安倍首相の国家主義的発言と橋下氏の慰安婦問題暴言だ。 再びサミットの議題に慰安婦問題が急浮上してこないとも限らない。 それにしてもサミット開催まで一ヶ月を切った。 本来ならばサミットの議題についてメディアは連日報道しても不思議ではないのに、ロンドンサミットについてはさっぱり伝わってこない。 さては安倍首相にとっては出番のないサミットになる事間違いないということなのだろうか。 それどころか批判の矢面に立たされるサミットになるということなのだろうか。 あるいは今度こそもはやサミットなど意味がなくなった、ということなのだろうか(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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