□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月7日第327号 ■ ============================================================== 目に余る田原総一朗の劣化ぶり ============================================================== 私はもともと田原総一朗というメディア人の言動に感心しない一人であるが、それでも一時はその言動は時の権力者に影響を与える時もあった。 しかし年老いて一線を退いてなお、メディアにしがみつこうとしている今の田原聡一朗の言動を見ていると、その劣化振りには目を覆いたくなる。 きょう発売の週刊朝日5月17日号に掲載されている「田原総一朗のギロン堂」の記事もその一つだ。 彼は靖国問題について強硬姿勢を繰り返して中国や韓国との関係を悪化させている安倍政権を批判した後で次のように書いている。 「・・・私は満州事変や日中戦争は日本の侵略戦争だが、太平洋戦争は、侵略国と侵略国の戦争であったととらえている。世界最大の侵略国はイギリスであり、アメリカ、オランダ、ロシアなどいずれも侵略国である・・・」 このような当たり前のことを書いて、太平洋戦争は日本の侵略戦争だったとする東京裁判を戦勝国の決めつけだと書いて、安倍首相や右翼にも迎合してみせる。 意味のない迎合だ。 そんな事を言ってみたところで、日本が中国や韓国を侵略した事には変わりはない。 そして田原氏は日本人が今でも歴史認識について一致できないのは、日本人が自らの手で戦争を総括していないからだと次のように書いている。 「・・・もちろん勝つ見込みのない戦争を起こし、多くの犠牲者を出した末に敗れた国家の責任者たちの罪は問われなければならないのだが、なぜ日本人はそれを回避したのか、いや総括から逃げてしまったのか。今からでも総括すべきである」 何を恰好つけているのか。こんなことは日本国民なら誰もが考えていることだ。 しかし、田原総一朗は誰に向かって総括しろと言っているのだろうか。 国民はみなそれを望んできた。しかしそれを許さなかったのはこの国の為政者たちであった。 それを行うと天皇の責任にまで行き当たるからである。 指導者たちは天皇制を守って自らも生き残ろうとしたのだ。 それを田原氏が知らないはずはない。 田原氏はその後継者たちの今の支配者層に向かって総括しろと言っているのだろうか。 天皇の責任を追及せよと本気で言っているのだろうか。 そうではないだろう。 一般国民に向かって総括をしろと言っても、一般国民がどうやって総括できるというのか。 よくもこんなもっともらしい事が書けるものだ。 それを週刊朝日はよくも掲載できるものだ。 こんなガス抜きの記事を書く田原総一朗とその記事を平気で掲載する朝日新聞は、読者をバカにしている証拠である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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