□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年5月10日第311号 ■ ============================================================== 猪瀬知事の辞職と五輪候補取り下げは不可避となるだろう ============================================================== 猪瀬直樹東京都知事の失言問題は、一夜明けて、どうやら私が予想していたよりもはるかに深刻な事態に発展して行きそうだ。 結論から言えば猪瀬知事の辞職発表と東京都の立候補取り下げ、これである。 もちろん猪瀬知事や東京都、そして日本政府はそうならないように必死で沈静化につとめるだろう。 しかし、そうすればするほど辞任と撤回に追い込まれることになる。 その後の報道によれば猪瀬知事の失言はあまりにも酷すぎる。 イスラムを侮辱しただけでも大問題なのに、スペインとイスタンブールは東京都に比べ候補地として劣っていると口撃したのだ。オリンピック精神を踏みにじっただけでも失格だ。 おまけに親日国のトルコ批判までした。 そのトルコは今回の安倍首相の「外遊」先だ。 安倍首相のトルコ訪問はもちろん「外遊」だから友好親善だけの訪問だ。 いいことばかりを並べて親善外交を日本国民にアピールするシナリオだった。 その訪問を謝罪からはじめなければならなくなったのである。 私は、猪瀬知事は帰国前に海外で辞任発言をすべきだと思う。そしてそれは猪瀬知事にとっても最善の選択であるに違いない。 私は東京都政については知らないし関心もないが、おそらく五輪誘致は最大の重要事に違いない。 それをぶち壊したのだ。もはや東京五輪が誘致が絶望的となったことは衆目の一致するところだ。 そうであれば五輪誘致の選挙で負ける事が判明する9月には、必ず言及される。あの時の発言が致命的だったと。 そうなることが明らかである以上引責辞任は早ければ早いほどいい。 そして五輪誘致が絶望的であることが明らかな以上、候補国を取り下げ、マドリードとイスタンブールのフェアな競争を願うと宣言することが最善の謝罪となるのだ。 それこそがダメージコントロールだ。 今後数ヶ月、無意味な五輪招致活動をしなくて済む。 東京五輪に反対する都民、国民は喜ぶ。 猪瀬知事に反対する都民、国民はあらたな知事選を歓迎する。 世界は日本の潔さを褒め称え、失言を補うに余りある評価が得られるかもしれない。 人気取りに必死な安倍首相は猪瀬知事に辞任を迫るのだ。 そうすれば安倍首相の人気もまた更に上がるだろう。 猪瀬知事の辞任と五輪候補国の取り下げ、これこそが最善の方策だ。 日本の良識が試されることになる(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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