□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年4月26日第299号 ■ ============================================================== 安部首相の急激な右傾化を誰も止められない日本の危うさ ============================================================== 私はこのところの安倍首相の急速な右傾化に驚き、心底から危惧している。 米国のイラク攻撃直前の日本国内の様子がどの様なものであったか私は知らない。 当時私は中東からそれを眺めていて、米国のイラク攻撃は、どう考えても間違いであり、日本としてそれを止められないとしても、決してそれを支持してはいけないと確信していた。 果たしてあの時日本ではそれに待ったをかけるような有力者の意見や動きがあったのだろうか。 メディアの論調はどのようなものであったのだろうか。 そしていま私はあの時と同じ思いを、今度は日本国内にいて抱いている。 安倍首相の対中、対韓国政策に関する急速で異常とも思える右傾化に私は驚き、いぶかしく思い、そして危惧している。 私が特に驚いたのは靖国問題に関する4月24日の、参院予算委における安倍首相の答弁だ。 「国のために命を落とした英霊に対して尊崇の念を表する。これは当たり前のことであり、わが閣僚においては、どんな脅かしにも屈しない」と傲然と開き直った。 こんな発言はあの小泉首相でさえも口にしなかった粗雑で危うい発言だ。 それを日本の首相が国会の答弁で言い放ったのである。 しかも安倍首相の国粋的な強硬発言は続く。 そのような考えでこのまま安倍首相が日本の外交・安全保障政策を突き進めていけば日本は世界の孤児になる。 アジア外交の誤りと深刻さは、ブッシュのイラク戦争に加担した愚かさの比ではない。 中国、韓国との関係を決定的に悪化させるのみならず米国との関係を損ねる。 ところがこの安倍首相の暴走をいさめる者が一人も出て来ない。 安倍政権を批判する護憲、平和主義者側から批判がでるのは当然であるが、そのような批判は安倍政権の暴走を止めるのには役立たない。 むしろ安倍首相を刺激してさらに硬化させるばかりだ。 安倍首相の暴走を止めるのは権力側の中から出て来ないといけない。 すなわち自民党の政治家や官僚、メディア、財界から出て来ないといけない。 果たして安倍政権の外交・安保は間違いだと堂々と諫言する者が出てくるのだろうか。 私は固唾を飲んでそれを見守っている。 安倍首相の高支持率におそれをなしてただの一人もそのような直言をする人物が出て来ないようでは日本と言う国に未来はない。 それほど今の安倍首相は危険であり日本の外交・安保政策は異常であると私は思っている(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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