□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年4月9日第252号 ■ ============================================================== 沖縄はPAC3の常時配備を断固拒否すべきである ============================================================== 北朝鮮暴走のドサクサに紛れて安倍政権の防衛当局はとんでもない事を次々と進めようとしているかのようだ。 その一つが地対空迎撃ミサイルPAC3を沖縄に常時配備するという計画だ。きょう4月9日の読売新聞が報じていた。 周知のように日本が米国から買わされた迎撃ミサイルシステムは、発射されたばかりの敵のミサイルを海に浮かべた船(イージス艦)から撃ち落すSM3と、地上に落下する直前に撃ち落すこのPAC3の二つで出来ている。 そのいずれも標的を確実に撃ち落せる技術的な確実性はない無駄遣いであるが、そのことはここでは問わない。 このPAC3は射程距離がわずか30-50キロ程度であるとさんざん報じられた。 だからミサイルが標的にする場所に常時に配備しておかなければ役に立たないのだ。 あっというまに着弾するミサイル攻撃を前にして、発射された後からゴロゴロと移動していてはとても間に合わない。 北朝鮮が本気で日本を攻撃するつもりなら、皇居であるとか官邸であるとか東京のど真ん中であるとか、日本の中枢である。 だから本当に北朝鮮のミサイル攻撃に備えるのであればPAC3はそれらの場所の半径30-50キロに常時配備されていなくてはならない。 しかし、そんな事は国民生活を不安に陥れることになり出来ない相談だ。 だからPAC3は自衛隊基地に置かれている。 それを今度の北朝鮮の暴走をきっかけに沖縄に常時配備するという。 とんでもない行為だ。 北朝鮮が沖縄を標的にするというのだろうか。 もし北朝鮮のミサイル発射に備えるというのであれば、それはSM3の仕事だ。イージス艦を北朝鮮の発射に待機させてしかるべき海上に配備しておけばいいだけの話だ。 いうまでもなく迎撃ミサイルシステムはそれ自体が相手にとっての脅威だ。 ミサイル戦争になれば真っ先に標的にされる。 つまり都心に配備すればそこが真っ先に攻撃される。だからその意味でもPAC3を都心に配備することはできない。 PAC3を沖縄に常時配備するということは沖縄が真っ先に北朝鮮のミサイル攻撃にさらされるということである。 賢明な読者ならもうおわかりであろう。 PAC3の沖縄常時配備は、無意味な事をして沖縄をミサイル戦争の危険にさらすことである。 もう一つの沖縄切捨てである。 沖縄はPAC3の沖縄配備に断固反対しなければならない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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