□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年4月8日第250号 ■ ============================================================== ミサイル実験を延期した米国を嗤う ============================================================== 米国防総省は、今週予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン」の発射実験を5月に延期したらしい。 AP通信などが報じ、それを日本のメディアが一斉に書いている。 私が注目したのは延期した理由である。 延期された実験は北朝鮮情勢とは関係なく以前から準備していたものだが、北朝鮮が誤解をして緊張が高まる事を避けるため、ヘーゲル国防長官の判断で延期を決めたという(4月8日朝日新聞など)。 笑止だ。 米国が実験をすることと、北朝鮮がミサイル発射を行なうこととは関係は無い。 北朝鮮は米国との直接交渉を渇望し、米国から北朝鮮を攻撃しないという保証を取りつけるために瀬戸際外交をしているのである。 それはあらゆる専門家が繰り返し言ってきたことだ。 北朝鮮のことだからまもなくミサイル発射を行なうだろう。 しかしそれはミサイル実験だ。 実験である限り、その危険性は、軌道を誤るか、破片が飛んで来るかという程度だ。 北朝鮮が日米韓などにミサイル先制攻撃をしてくる事はありえない。 そんな事をすれば今度こそ北朝鮮は壊滅させられるだろう。 米国から先制攻撃でもされない限り、いまの北朝鮮が自滅攻撃をするはずはない。 そしてもし韓国が自滅攻撃をする事を決めているのなら、米国が大陸間弾道弾ミサイル実験を行なおうが、行なうまいが、関係なく攻撃するだろう。 だから米国は予定通り大陸間弾道ミサイル実験をやればいいのだ。 やろうと思えば出来たはずだ。 それをやらなかったのは北朝鮮より先にミサイル実験を行なえば格好がつかないからだ。 ダブルスタンダードの米国のことだから、米国のミサイル実験は許されるが北朝鮮のミサイル実験は許さないと強弁する事はできる。 そして実際のところそう言わんばかりに米国は世界の非難にお構い無しに核実験やミサイル実験を繰り返して来た。 しかしさすがにこのタイミングで大陸間弾道ミサイル実験をすればダブルスタンダードが際立つ。 だから今しばらく延期したというだけだ。 そして5月には実験を行なう。 その時までには、北朝鮮のミサイル発射騒ぎは終っているということである(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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