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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

原発貯水池漏洩が物語るこの国の政治の限界 
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2013年4月7日第247号 ■   ==============================================================     原発貯水池漏洩が物語るこの国の政治の限界       ==============================================================  福島第一原発の敷地内で地下貯水槽から放射能汚染水が漏れ出て大騒ぎだ。  しかし、たとえ今度の漏水を止める事が出来ても、またふたたび、あらゆる形で、不測の事態が起きるだろう。  問題の根本解決を放置して、その場凌ぎの対応で誤魔化そうとするからこういうことが起きるのだ。  そして、その事は何も福島原発事故の対応だけではない。  年金問題から始まって貧困対策、高齢者対策、公務員改革、地方分権、政治とカネの問題、沖縄の基地問題、対中、対米外交など、およそこの国が直面するあらゆる重要問題が堂々巡りの議論のままいたずらに日数を費やしていく。  その間に事態はどんどんと悪化していく。  なぜこんな事が起きるのか。いつまでたっても何一つ解決しないのか。  それはもはや今の政治システムから来るこの国の支配体制、権力構造では、これらの問題の根本解決は出来ないからだ。  私は3・11大震災が起きてその復旧、復興が叫ばれた時、旧態依然とした顔ぶれが復興・復旧会議のメンバーに名を連ねたとき、これでは何年たっても解決できないと一刀両断した。  大震災は確かに未曾有な困難ではあるが、実は大震災が起きる前に日本はすでに解決不能の困難を抱えてて行き詰まっていたのだ。  既存の支配体制ではそれが解決できずに行き詰まっていた時に3・11が追い討ちをかけた。  だからこそ、今度の大震災を逆手にとって、むしろ不幸を幸いに、千載一遇のチャンスとして、支配構造、権力構造を一新しなければいけない、それのみが日本再生の道だと書いた。  もちろん、そんな革命的な事は起こり得なかった。  権力を握った支配者たちが、みずから進んで権力を手放す事はありえないからだ。  そしてその後の2年余りは見事に徒労の歳月だった。  そして今、我々は知った。  政権交代が起きても何も変わらなかったと。  そして我々は気づいている。  安倍自民党に復帰したからといって、期待はしたいが、これではとてもダメだということを。  どうすればいいのだろう。  それはわからない。  しかしはっきりしている事は、今の選挙制度と政治体制の下では、政権交代が起きても、どの政党の、誰が政権をとっても、根本的な解決は期待きないということを。  彼らでは何も解決できないのだ。  そしてそんな中で再び選挙が行なわれる。  既存の政党や政治家たちにとってはその結果は重要である。  自分たちの興亡がかかっているからだ。  猿は木から落ちても猿だが、政治家は選挙に落ちるとただの人になるからだ。  しかし一般国民にとっては、彼らと個人的な利害関係がある者は別にして、ほとんど関係ない。  誰でもいいからこの日本を浴してくれればいい、国民生活を安全で豊なものにしてくれればいいだけの話なのだ。  どうしたら国民不在の政治を変えることができるか。  それはもちろん分からない。  しかし一つだけはっきりしている事は、問題を解決できないこの国の支配体制の権限を縮小し、一般国民の声をもっと直接的に政治に反映させられる政治システムが出来なければいけないということだ。  政治家、官僚の数と権限と待遇を削減・縮小し、そのような政治家や官僚をもてはやすメディアをなくす一報で、国民の政治への永久力、参加を拡大し、国民に真実を知らせる本来のメディアを実現することだ。  国民と政治の間に存在する仲介者を排除し、直接民主主義に少しでも近づくことである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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