□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年8月8日第601号 ■ ============================================================== ハッカーを重用する米国のダブルスタンダード ============================================================== 何かにつけダブルスタンダードは米国の得意芸だ。 しかしこのダブルスタンダードは数ある米国のダブルスタンダードの 中でも最新版である。 8月5日の読売新聞で私は知った。 世界最大のハッカーの祭典なるものが7月29日までの4日間、米国 ラスベガスで開かれていたという。 私がその記事で驚いたのは、その祭典にキース・アレキサンダー米国家 安全保障局(NASA)長官が参加し、「国民の自由と国家の安全のため に皆さんの助けが必要だ」と賛辞を送り、米国政府として優秀なハッカー の協力を得ようとしたという事実だ。 ハッカーといえば秘密情報を暴露したり、ウィルスをばら撒いたり、 様々な施設のコンピューターを誤作動させたりと、国家の敵と見なされ る存在だ。 実際のところ米国はサイバー戦争なる語を流行らせて、ハッカーの攻撃 と戦うと繰り返している。 そしてサイバー攻撃を受けた場合はそれを支援したり、匿った国を軍事 報復するとまで言っている。 ウィキリークスの創始者であるアサンジュ氏は名うてのハッカーだ。 そのハッカーを米国は最も危険な人物とみなし排除しようとしている。 そんな米国が、こともあろうにハッカーを誉めそやし、「過去に少し 無分別な行為があったとしても心配しなくてもいい」などとHPで呼び かけ、何とか優秀なハッカーを確保しようとしているというのだ。 私はかつて7月18日のメルマガ第543号で書いた。サイバー戦争 の仕掛け人は米国である、と。 その米国がサイバーテロを批判し攻撃する。 そしてサイバー空間での攻防に勝つためにハッカーの活用を明確にする。 すなわち、自国の安全保障に役立つハッカーは歓迎、育成し、その一方 で自国の安全保障を脅かすハッカーは弾圧、排除、処罰する。 究極のダブルスタンダーである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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