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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

今頃になって原発依存度ゼロの課題検討を命じた野田首相
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年8月7日第599号 ■   ==============================================================        今頃になって原発依存度ゼロの課題検討を命じた野田首相  ==============================================================  野田首相の批判ばかりを書いていると心が荒んでくるような気がして 不本意なのであるが、さすがにこれは書かずにはおられない。  きょう8月7日の各紙が一斉に書いている。  野田首相は明日にも脱原発デモ代表者らと会うために、原発ゼロの 場合の課題について検討を指示したという。  その事を読売新聞は具体的に次のように書いている。 「野田首相は6日、枝野経済産業省、細野原発相、古川国家戦略相を 首相官邸に呼び、2030年時点の原子力発電の比率について、 『原発依存度をゼロにした場合、どんな課題があるかを整理した上で、 どうしたら(課題を)克服できるか検討してほしい』と指示した・・・」  これは冗談のような話だ。  果たして枝野ら三大臣はその時どう答えたのだろう。  「そんな検討はもうとっくに終えていますよ。とっくの昔に野田首相 には説明済みですよ」、そう答えなかったのだろうか。  野田首相はやばやと原発維持政策を打ち出して原発再稼動を命じた。  それはすべての検討を終えた上で最善の政策であると確信して下した 決断ではなかったのか。  野田政権は8月末には新しいエネルギー戦略を発表するはずだ。  それはすべての検討を終えた上で作られるはずのものではないのか。  いまさら、「原発ゼロの場合の課題を検討したう上でその克服策を 考えろ」はないだろう。  それとも、財界の意向を優先してはじめに結論あり気で決定していた とでも言うのか。  そう思っていたら東京新聞がこう書いていた。  野田首相が脱原発に強い決意を示した事は無く、形だけの検証作業で 終わったり、結論がまとまっても「やはりゼロにはできない」と釈明 する際のアリバイに悪用される可能性がある、と。  そういうことなら話はわかる。  市民団体への釈明答弁を作れということなのだ。  だからこんな市民団体との意見交換など茶番だと言っているのだ。  それよりも野田首相にはそんな事をしている余裕などあるのだろうか。  政局が急展開を見せ始めた。  不信任案や問責決議案が提出されれば野田首相は終わりだ。  それどころではないだろう。  市民団体代表も代表だ。  いまでも本気で野田首相と意見交換するつもりなのだろうか。  もはや退陣することが必至となりつつある野田首相と意見交換を行な うことに意味があると思っているのだろうか。  本気で原発ゼロの日本を目指しているのか。  疑問だらけである。                            了   ─────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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