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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

ここまで酷評される外交がかつてあっただろうか
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年8月2日第585号 ■   ==============================================================     ここまで酷評される外交がかつてあっただろうか    ==============================================================  私は7月29日のメルマガ第578号で「玄葉外相の不毛外交を不毛 と書かないメディアの罪」と題して書いた。  国内政治にわれ関知せずと言わんばかりに外遊しまくっている玄葉外相 は外交をもてあそんでいるのではないかと。  とりわけ何の成果も期待できないことがわかっていながら訪ロしたこと はオスプレイの問題を森本防衛大臣に押し付けた敵前逃亡ではないかと 書いた。  それを指摘しないこの国のメディアはメディアの体をなしていないと メディアもまた批判した。  そのメディア批判が届いたのか、各紙が一斉に玄葉外相の訪ロ批判を 社説で取り上げた。  「無策ではつけこまれる」(7月30日産経)  「いつまで内向きなのか」(7月31日毎日)  「利益見すえて交渉せよ」(7月31日朝日)  「北方領土交渉の厳しい現実」(7月31日日経)    いずれも今回の玄葉外相の訪ロの不毛さを嘆くものであるが、毎日新聞 の社説に至っては単に日露関係だけではなく、揺れる日米関係や困難さを 増す日中、日韓関係も、切り開く外交力も知恵も生まれてこないと、と 批判していた。  その一方で7月31日の朝日新聞の投稿欄には、「対米外交、あまりにも 弱腰だ」と題する投書が東京在住の76歳の無職の男性から寄せられている。  極めつけは情報月刊誌「選択8月号」の宣伝文句だ。  そこには「絶望に至る日本の外交」と題する特集記事の宣伝文句として 次のように書かれていた。  ・・・「強行搬入」に至ったオスプレイ問題は、米側で日本への理解者が 激減した事の証左に他ならない。理念なき「イエスマン外交」が逆に、日米 同盟を痛めつけた。「外務省あって外交なし」。立て直しは夢のまた夢だ・・・  実は私は「選択」を購読していてこの記事を読んでいる。  まさしくこの宣伝文句のとおりそこに書かれている外交の無能さは目を 覆うばかりだ。  それは民主党政権の政治力のなさに責任がある。  しかしより深刻なことは政治家に面従腹背してまともな外交を忘れてし まった外務官僚の無能さが、無能な政治家に輪をかけているのだ。  いまとなっては外務省を動かしている現役幹部の外務官僚はかつての同僚 や後輩ばかりだ。  その顔を思い浮かべて誰一人としてまともな外務官僚を思いつかない。  残念ではあるがこれは本当の事である。  まさしく「選択」が喝破しているように「立て直しは夢のまた夢」である。                                了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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