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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

 株式インサイダー取引の裏にある本当の悪はこの国の権力者達だ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年7月31日第580号 ■   ==============================================================     株式インサイダー取引の裏にある本当の悪はこの国の権力者達だ    ==============================================================  7月最後のメルマガは、これまでに一度も触れなかった野村証券の インサイダー疑惑事件について書くことにする。  なぜならばこの問題に関する政府とメディアの対応が、この国の欺瞞を あまりにも象徴していると思うからだ。  そして私に敢えてこの問題について書く気にさせたのが7月31日の 夕刊フジに掲載されていた経済ジャーナリストの須田慎一郎氏の野村叩き の記事だった。  その記事は辞める気はないと強気の発言をしていた野村証券の渡部社長 がわずか一か月後に引責辞任に追い込まれた背景についてこう書いていた。  すなわち当初監督官庁である金融庁からの辞任要求に対して強気に出て いた社長も、財務省によってJT株の売り出しから排除され、経済産業省 や国交省からJAL再上場の主幹事から排除された。  すなわち「オール霞が関」を敵に回した野村証券の渡部社長はもはや 辞めざるを得なかった、という記事だ。  野村証券が悪いのは決まりきった事だ。  これまでにも幾度となくインサイダー取引が問題にされ、その都度歴代 の社長が引責辞任を繰り返してきた。  そんな野村証券を弁護するつもりは毛頭ないし、今度の公募増資に関わ るインサイダーもまた社長辞任に値する大スキャンダルだ。  しかし株式にまつわる証券会社のインサイダーは昔から公然の秘密だった。  皆がそれを知っている。  さらに言えばインサイダーは野村の専売特許ではない。  今度の公募増資疑惑でも多くの大手証券会社も同様の事をやっていたと ささやかれている。  そして企業の不正は何も株のインサイダーだけではない。  オリンパス事件に象徴的な粉飾決算やそのほかの不正の発覚は氷山の 一角だ。  そしてそれを見逃してきた張本人こそこの国の権力者だ。  すなわち政治家と官僚たちだ。  政治におもねるこの国の検察と司法だ。  要するにインサイダー疑惑がなくならないのは政官財の悪である。  そして最後の共犯者はそれらを筆の力で追及しないこの国のメディアである。  このめまいがするような欺瞞こそ、この国のすべての分野に及んだ病である。  野村証券といえども権力者たちの巨悪に比べれば小悪だ。  日本の再生はこの国の巨大ないかさまぶりを摘発するところから始めなくて はいけない。                               了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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