□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年7月22日第558号 ■ ============================================================== もし国民が正しく知っていれば政治は様変わりするだろう ============================================================== 「昭和十年代にもし日本国民に『知る権利』が保障されていたら、 太平洋戦争が起こっていただろうか・・・この仮設は興味あるテーマ だ・・・」 これは私が敬愛する昭和史の聞き語り研究家保阪正康氏の言葉だ。 7月22日の東京新聞「昭和その人その時」の記事の冒頭に書かれ ている言葉だ。 保阪氏はそう言ってその記事の中で、新聞記者出身でリベラルな外交 評論家である清澤洌(1890-1945)の事を絶賛している。 当時の言論人の多くが国家の政策の宣伝要員だった中で、清沢のよう に、国民に真実を知らせなければならないという使命感を持っていた 言論人はどれだけいただろか、と。 私はこの保阪氏の言葉を、いまの日本のメディアに向けられた強烈な 批判と思って読んだ。 凡百の論説や講釈よりも、たった一つの真実が明るみにされることに よって政治は一変する。世の中は変わる。 そのことを我々は今、毎日のように目の当たりにしている。 原発事故が起こらずに原発の危険性に気づかなければ我々はここまで 反原発になっただろうか。 オスプレイなどという特殊な軍用輸送機がここまで日本の政治を左右 する問題になっただろうか。 すべては国民が真実を知ったことによって、誤魔化すことのできない 大問題となって権力者を追い詰めているのだ。 ところがいまのメディアはどうか。 真実を突き止め、国民に知らせることによって世の中を変えるという 本来の使命を放棄し、政治に関与することによって政治を左右すること が偉いような錯覚に陥っているようだ。 恥ずべき怠慢であり、とんでもない思い上がりだ。 そんなメディアと毎日向かい合って真実を探りだそうとする事こそ、 私がこのメルマガを書き続ける原動力であり、それを読者の協力ととも に行なうことによって新しいメディさを目指そうとしているのである。 この決意を新たにさせてくれた保阪正康氏の記事であった。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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