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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

丹羽大使はいまこそ勇気を持って尖閣問題を語れ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年7月16日第538号 ■   ==============================================================   丹羽大使はいまこそ勇気を持って尖閣問題を語れ  ==============================================================  玄葉光一郎外相が丹羽宇一郎駐中国大使の一時帰国を求めたことを メディアが書き立てている。  しかしどの報道を見ても何が話し合われたのかは不明のままだ。  何のための一時帰国であったのかさえも不明だ。  しかし次のような報道を見るだけで、その一時帰国が無意味であった ことは容易に想像がつく。  外務省に入る前には「報告と協議をします」と語っていた丹羽大使は、 会談後は報道陣を振り切って「外務大臣に聞いてください」とだけ言い 残して外務省を去った(産経)。  玄葉外相は報道陣に対し「日本の考え方を正しく(中国側に)伝達 するよう(丹羽大使に)指示した」と答えた(各紙)。  一時帰国には、日本政府内の意思疎通を図るほか、「中国側に強い 姿勢で臨む(朝日)」、「中国側を牽制する(毎日、日経、東京)、 狙いもある。  要するに、尖閣問題に無策な野田政権が、「領土問題は譲れない」と いう建前を崩さないという原則論を、大使の一時帰国という形をとって 内外にパフォーマンスしたに過ぎないというわけだ。  しかし、こんな事をやってみても尖閣問題の解決にならないことは 明らかだ。  パフォーマンスに使われた丹羽大使は今こそ怒れ。  更迭されることはないだろうが、どうせ野田政権とともに駐中国 大使の任務は終わる。  長くてもあと数ヶ月だ。  せめて正論を述べて政治任用の意味を内外に示したらどうか。  丹羽大使のあの発言は舌足らずだったところが問題なのだ。  いまからでも遅くない。その趣旨をこう解説すればいいのだ。  「中国を侮蔑する石原慎太郎の東京都が尖閣を購入すれば日中関係 は重大な危機に陥るといったのだ。国が尖閣を購入しても、石原慎太郎 と同じような事をすれば、やはり日中関係は危うくなる。  そうさせないためにも国が尖閣を買い取って、歴代の日中双方の 指導者たちが知恵を絞ってたどり着いた『棚上げ』に戻るのだ。野田 首相は今こそ中国側にそれを提案すべきだ。  そのことに中国も異論はないはずだ。米国もそれ歓迎している」と。  いまの丹羽大使にはもはや失うものは何もない。  石原慎太郎やそれを取り巻く反中、極右の者たちの批判をおそれる 必要はない。  勇気を持ってこう言いって辞表を叩きつければ、歴史に残る駐中国 大使となるだろう。  官僚大使では到底真似のできない事をやってはじめて政治任命大使 の意味がある。                              了  ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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