□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年7月5日第511号 ■ ============================================================== それでも小沢新党を応援する ============================================================== 多くの読者からご意見を頂いた。それは今も続いている。 それは小沢一郎に対する期待とともに、小沢一郎にしか期待できなく なってしまった日本の政治に対する閉塞感の表れでもあると受け止めて いる。 寄せられた読者の意見に感謝するとともに、その意見に込められた思い に誠実に答えるためにこのメルマガを書いている。 まず「小沢新党は潰されようとしている」という標題について厳しい お叱りを受けた。 言霊というものがある。その言葉を口に出したとたんその言葉が一人 歩きする。軽はずみに不用意な言葉を使うなというお叱りだ。 そのお叱りは、私にあるエピソードを思い出させてくれた。 長年の私の読者は何度も聞かされていると思うが、囲碁の坂田栄男 本因坊にまつわるエピソードである。 坂田栄男本因坊が絶頂の時、彼は将棋の升田幸三と対談したことが あった。 その時坂田はこう言ったという。「升田さん、あなたが羨ましい」と。 当時升田には大山康晴名人という好敵手がいて勝負を競い合っていた。 坂田は今の自分にはライバルはいない、それが淋しい、こう言わんばかり の傲慢な発言だった。 ところが不思議なもので、その言葉を口にした途端、坂田はてきめん に負け出し、やがてすべてのタイトルを失い、以来二度と頂点に返り咲 くことはなかったという。 まさしく言葉は恐ろしいのだ。 いやしくも小沢復権を願うものが小沢が潰されるなどという言葉を 使ってはいけない。そのとおりだ。だから私は「それでも小沢新党を応援 する」と言い換えることにする。 しかし、いくら言葉を変えても、小沢氏が厳しい状況に置かれている ことに変わりはない。現実を直視しなければならない。それを念頭に 今後も私は自分の信じるところに従って行動していく。 よせられた意見は大別すると三つに分かれる。 いまは何としてでも小沢を支えるべきだ。 いやインターネット政党構想(天木新党)に向かって初心に戻るべきだ。 その二つは両立できるし、両立させるべきだ。 この三つである。 そして私はまさしくこの三つを同時に進めていこうと思っている。 私には読者の皆様が知りえない情報を持っている。それは公開情報を 正しく読み解くだけではない。このところ毎日のように東京に出て行って 政治家や小沢関係者、小沢批判者などに会っているからだ。 それとても大した情報ではないのだが、少なくとも皆さんの知らない 情報をわずかばかり持っている。 だから情報格差があってはフェアではないので、それを正直に伝えて、 正しい現状認識と今後のとるべき対応策を読者と共有したいと思う。 まず認識しなければならないのは小沢つぶしの激しさである。 この点について私は最近孫崎氏と長時間話合う機会があった。その 時あらためてその認識をお互いに共有した。 つまり野田政権が倒れようとも、権力側は小沢政権は絶対に認めない ということである。 このような厳しい現実を前にして小沢復権が可能な唯一の道は、 「1%と99%」の闘いの中で99%を味方につけるということである。 つまり平成一揆の先頭に立つという事である。 その認識の重要性を私は繰り返し伝えて来た。 残念ながら側近たちにはまるで伝わらない。それどころかそんな事を 言う私の評価は「中の下である」とある側近から面と向かっていわれた。 その時点で私はもはや小沢新党などどうでもいいと思ったのだが、 今回ばかりは我慢する事にした。 山岡とか東とかに私は面識はないが明らかに私とは考えが違う。 東に至っては日米同盟万歳、オスプレイ配備は必要という立場だ。 その男が小沢新党の安全保障政策を取り仕切るのである。 小沢一郎の懐刀と言われている平野貞夫氏も私に決して会おうと しない。 それでも私は今回ばかりは小沢一郎を応援していく。側近などはどう でもいいのだ。 しかしそれは小沢一郎に迎合することでは決してない。 私は自分の思い描く政党づくりをあきらめることは決してない。 それどころか混迷する政治が、それをますます必要としてくるかもしれ ないのだ。 亀井亜紀子議員と二人だけで話したとき、そう言っていた。これから 色々な動きが出てくると。 偶然にもその日の夜、まったく面識のない民主党の議員から今後の政治 活動について相談したいというメールを受けた。 かねてから私はすべての既存政党、政治家を否定して、まったく新しい 政治をつくらないとこれからの日本の政治に未来はないと言ってきた。 小沢一郎にそれをやってもらいたいと思って応援するのである。 私が小沢新党を応援するのは小沢一郎を応援するからである。 そして小沢一郎を応援するのは小沢一郎に媚びるのではなく、小沢一郎 は生き延びるためには変わらざるを得ない、私の考えを取り入れざるを 得ない、そう思うから私は小沢一郎を応援するのである。 だからインターネット政党と小沢一郎の合体が望ましい。 しかし今はそれは無理だし、無理をしてそうしようとすることは得策 ではないと思っている。 いきなりインターネット政党が小沢新党になるのではなく、インター ネット政党が実現し、それが小沢新党の応援政党となる、単なる応援政党 にとどまらず小沢新党さえも正しく監視できるいく政党になる、そういう 関係が好ましいと思ってる。 そういうという次第で、私は読者から頂いた三つの意見を参考にし、 そのすべてを生かす状況をつくっていこうと思っている。 今晩は川内博史議員とあうことになっている。 彼とは消費税増税法案採決直前に話し合ったことのある仲だ。 小沢新党に対する意見や鳩山グループの動向、さらにはインターネット 政党構想について意見を聞いてこようと思っている。 その結果を読者と共有する事をお約束する。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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