□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年6月29日第498号 ■ ============================================================== 自民党の修正案を受け入れたと白状した細野原発事故担当大臣 ============================================================== しつこいようだけど重要なことだから何度もでも書く。 原子力規制委員会設置法案の中に「安全保障」の文言が挿入された、 そのいきさつについてである。 きょう6月29日の東京新聞が「こちら特捜部」で書いていた。 当初の民主党案にはなかった「わが国の安全保障に資する」という 文言は、民主、自民、公明三党の修正協議の過程で、自民党の要求を 民主党が受け入れたからだと。 このことは既に皆が知っている。 三党合意とは、なにも社会保障と税の一体改革案ばかりではなく、 自民党政策のほとんどをすべてを丸呑みした大連立談合政治にほか ならない。 私が東京新聞の記事で驚いたのは、細野豪志原発事故担当相が 26日の閣議後の記者会見で語ったという次の言葉だ。 細野大臣は「原子力基本法には平和利用が明確に規定されている」と 述べ、(核武装や軍事転用につながるのではという)批判を懸命に打ち 消した上で次のように言ったという。 「政府として積極的に入れようということではなかった」、と。 この細野大臣の言葉について原子力政策の歴史に詳しい山崎正勝東京 工大名誉教授は次のように首をかしげる。 「細野担当相の言うとおりなら、よく考えずにうっかり加えたという ことになる」 この細野担当相の言葉について東京新聞のデスクメモはこう書いている。 原発事故担当大臣が「自民党の修正で入った」としれっと言うのだから 情けない、と。 実は東京新聞の記事の中にはもう一つ重要なことが書かれている。 政府側(自民党側)の説明によれば「安全保障」の意味については、 核不拡散、核セキュリティーであるというが、それならそのまま核不拡散、 核テロ対策と表現すればいい、それを「安全保障」という曖昧な文言を使う のは、それが将来どうとでも解釈できるからだ、その曖昧さの真の狙いは 核燃料サイクルの維持ではないのか、と。 曖昧な言葉を法律の中に入れてその解釈を好きなように行おうとする のは官僚の常套手段である。 野田民主党政権は自民党と官僚にすっかり骨抜きにされてしまったという 事である。 民主党政権が続けが自民党政権下よりももっと悪くなる。 了 ─────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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